MUSIKTECHNIK

NAMM 2014: 独自の進化を続けるDAW、Tracktionがバージョン5に! Melodyneインテグレーションを果たし、話題のコントローラー「ROLI」にも完全対応

ちょうど1年前のNAMM Showのタイミングで、見事復活を遂げたTracktion SoftwareのDAWソフトウェア、「Tracktion」がメジャー・バージョン・アップ。「Tracktion 5」として、さらに進化しました。

Tracktion Software - Tracktion 5

詳細はすべて把握していないのですが、現時点でわかっている新機能は、以下のとおりです。

● 革新的な「ŒEdit Clip」機能を搭載。この機能では、複数のオーディオ・クリップをシングル・クリップとして扱うことができ、CPU負荷の大幅な軽減を実現。もちろん、「ŒEdit Clip」機能を使っても、各シングル・クリップは引き続きエディットすることが可能。

● 新しい「System Resource Manager/ŒFreeze Point Technology」機能を搭載。編集/ミックス中であっても、各トラックを自動的にプリ・レンダリングしてしまうという機能で、いわゆるフリーズとは異なるため、各トラックは引き続き編集/ミックスすることが可能。この機能を使うことにより、CPU負荷を劇的に抑えることが可能になるとのこと。

● ドラム系のソフト音源などを組み合わせて使用できる、ユニークな「Step Sequencer Clip」。これは、ステップ・シーケンサーとして機能するクリップで、表示は編集は他のクリップと同様に行うことが可能。

● 話題のコントローラー「ROLI Seaboard」とのインテグレーション。「ROLI」の「MDC(Multi-Dimensional Control)」に完全対応。

● Celemony Softwareの「ARA」に対応。PreSonus Studio Oneのように、Melodyneをインテグレートして使用することが可能に。

「Tracktion 5」は間もなくリリースされるとのことで、価格は59.99ドル、既存ユーザーのアップグレード価格は29.99ドルとなっています。

なお、昨年のNAMM Show会場で行ったTracktion Softwareのインタビュー記事は、こちらに掲載していますので、未読の方はぜひ