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Steinberg、開発中の新しい楽譜作成ソフトウェアの進捗状況を伝えるブログ、「Keeping Score」を開設

Steinbergが、新しい楽譜作成ソフトウェアの開発状況を伝えるブログ、「Keeping Score」を開設しています。

Steinberg_Keeping_Score

Steinbergは昨年11月、ロンドンのSibeliusオフィスに勤めていたスタッフを複数雇用し、「楽譜作成と教育市場の研究開発センター」を新設したことが複数のメディアで報じられましたが、今回のブログ「Keeping Score」の最初のエントリーによって、楽譜作成ソフトウェアの開発に着手していることも明らかになりました。今後はこのブログで、楽譜作成ソフトウェアの開発状況がレポートされるとのことです。

「Keeping Score」の執筆者は、ロンドンのSibeliusオフィスでシニア・プロジェクト・マネージャーとして働いていたDaniel Spreadbury氏で、Sibeliusコミュニティではとても有名な人物です。最初のエントリーによれば、新しい楽譜作成ソフトウェアの開発チームは総勢12名で、その中心となっているのは、過去14年間、6バージョンにわたってSibeliusを開発してきたメンバーとのこと。開発チームの使命はただひとつ、作曲家や編曲家、写譜屋、教師、学生らが求める新世代の楽譜作成ソフトウェアを開発することであると宣言しています。

新しい楽譜作成ソフトウェアは、(SibeliusやCubaseなどのコードを流用することなく)完全にゼロの段階から開発されているようで、これに関しては「とても危険であることは承知しているが、過去の資産に縛られないハンド・フリーの状態だ」とポジティブに捉えているもよう。また、Steinbergに関しては、「新しいことをスタートさせるには、理想的なホームだ」と評しています。

ブログのFAQによると、まだ開発の初期段階で、発売時期などは未定というSteinberg製楽譜作成ソフトウェア。しかしSibeliusチームのスコアリングのノウハウと、Steinbergチームの技術力が相まって、かなり凄いソフトウェアとなるのは間違いなさそうです。

なお「Keeping Score」は、ブログだけでなく、Facebookページも同時に開設しています。

Steinberg: Keeping Score

http://blog.steinberg.net/

Facebook: Keeping Score

http://www.facebook.com/KeepingScoreBlog

ICON: Steinberg、ロンドンでSibeliusのスタッフを雇用し、楽譜作成の研究開発センターを新設

https://icon.jp/archives/3928