NEWS & INFO

iPhone/iPadの電子コンパス機能を活用、方位でパラメーターをコントロールできるユニークなシンセ・アプリ「Compasso Synth」

少し前に紹介した、画像を音に変換してしまうユニークなiOS用シンセサイザー・アプリ「Pollisynth」の開発元であるRubyjockが、新製品「Compasso Synth」をリリースしています。「Compasso Synth」は、iPhone 3GS以降のiOSデバイスに搭載されている磁気センサ(電子コンパス機能)を利用したシンセサイザー・アプリで、iOSデバイスの向きによってフィルターやLFOなどをコントロールできるようになっています。

「Compasso Synth」のユーザー・インターフェースはとてもシンプルで、かわいいデザインとなっています。

Rubyjock_Compasso_Synth_1

使い方も簡単で、まずは一番左のスライダーで、磁気センサでコントロールするパラメーターを選択します。上から2番目の黄色の位置ではフィルターのカットオフ・フリケンシーとレゾナンス、上から3番目のサーモンピンクの位置ではLFOのレート、一番下の緑色の位置ではオシレーターのデチューンがコントロールできるようになります。

Rubyjock_Compasso_Synth_3

スライダーの右側の円はコンパスで、選択されているパラメーターと同色の針(?)が、北の方位を指します。iOSデバイスを回転させても、針は北の方位を指し続けるので、結果としてスライダーで選択されているパラメーターが変化します。そしてスライダーを一番上の白色の位置にすることで、磁気センサをオフにし、パラメーターを任意の値に固定することができます。

Rubyjock_Compasso_Synth_4

右側の3本のスライダーでは、磁気センサの影響を受けない3つのパラメーターを設定可能。上からオシレーター間のオクターブ・インターバル(0/+2/+4/+8。「Compasso Synth」は2オシレーター仕様のようです)、オシレーター波形(矩形波/三角波/鋸波/サイン波)、LFOのモード(スクウェア/ベンド/トレモロ/スタンブル)となっています。

Rubyjock_Compasso_Synth_5

また、「Pollisynth」同様、簡易リズム・マシンも装備。画面を上方向にスワイプすると裏返り、2本のスライダーで簡易的なリズムを鳴らすことができます。

Rubyjock_Compasso_Synth_2

iOSデバイスの向きによって、音色が変化するユニークなシンセサイザー・アプリ「Compasso Synth」。85円と安価なので、興味を持った方はぜひ試してみてください。

iTunesプレビュー: Compasso Synth

https://itunes.apple.com/jp/app/compasso-synth/id588939636?mt=8

ICON: 写真を音に変換できるユニークなシンセ・アプリ、「Pollisynth」が現在無償で配布中

https://icon.jp/archives/4269