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XpandやHybrid、Structureなど、Pro Tools用のAIR製ソフト・シンセが間もなくAU／VSTに対応！
今年7月、Avid社からInMusic社に売却された、ドイツのAIR Music Technology。Wizooを前身とするAIR Music Technologyは、HybridやStrile、StructureといったPro Tools用のソフトウェア・インストゥルメント／プラグインを開発していたソフトウェア開発チームです。InMusic社のグループ・カンパニーとなった現在は、まったく新しい音楽制作ソフトウェア「Ignite」の開発に注力しており、そのベータ版はSummer NAMMや先日のAESコンベンション・サンフランシスコで展示され、来場者の大きな注目を集めていました。「Iginite」は、つい先頃ベータ・テストが始まり、来年1月にリリースされる予定とのことです（単体での販売はなく、M-Audioブランドのキーボード・コントローラーにバンドルされる形で提供されます）。
「Iginite」はいいとして、Pro Toolsユーザーが気になるのが、HybridやStrileの今後。今後もAvid社から販売され続けるのか、それともディスコンになってしまうのか……。その疑問に対し、昨晩開催されたPro Tools Expert主催のタウン・ミーティングにおいて、AIR Music Technologyのスタッフから回答が得られたそうです。端的に言えば、Pro Tools Instrument Expansion Packに含まれる5つのソフトウェア・インストゥルメント（Hybrid／Strike／Structure／Transfuser／Velvet）と、Pro ToolsにバンドルされているXpandは、今後も進化を続けていくとのこと。以下、タウン・ミーティングでのAIR Music Technologyスタッフのコメントの要約です。
● AAX Nativeをサポートする。ただし、AAX DSPはサポートしない。
● Audio UnitsとVSTもサポートする。
● 新機能を追加する。
● Velvetには新しいピアノ・ライブラリー、Strikeには新しいエレクトロニック・キットなど、新しいコンテンツを追加する。
● Xpand 2は、新しい64bit対応バージョンをリリースする。
● 間もなく、ベータ・テストを開始する。
64bit化やAAX Nativeのサポートは予想できましたが、Audio UnitsとVSTまでサポートするとは驚きです。これは正式リリースがとても楽しみですね。
Pro Tools Expert: AIR: New Formats, New Features, New Content, Public Beta Coming Soon
AIR Music Technology
ICON: A.I.R. Music Technologyの新しい音楽制作ソフトウェア、「Ignite」の機能とユーザー・インターフェース
ICON: Summer NAMM: AIR Music Technology「Ignite」のデモ・ビデオ
ICON: Summer NAMM: Pro Toolsのソフト・シンセを開発したA.I.R.が、まったく新しいタイプの音楽制作ソフト「Ignite」を発表！
