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Steinberg、同社初の本格的な楽譜作成ソフトウェア「Dorico」を発表! 32bit浮動小数点処理のオーディオ・エンジンを搭載、VSTプラグインにも対応
Steinbergが、以前から開発を進めていた楽譜作成ソフトウェアを本年第4四半期にリリースすると発表。名前は「Dorico」に決定したようです。
「Dorico」は、SteinbergがSibeliusの主要開発スタッフを雇用し、2012年から開発を進めてきた楽譜作成ソフトウェア。その進捗状況はブログ『Making Notes』などで報告されていましたが、プロジェクトのスタートから約4年の年月経て、ようやく完成が見えてきたようです。
以下、「Dorico」の主な特徴です。
● 音楽家のために設計された64bit仕様の次世代楽譜作成ソフトウェア
● 記号や歌詞などが書き加えられた楽譜を美しく印刷
● フレキシブルな入力機能/パワフルな編集機能
● すべてのツールに素早くアクセスできるシングル・ユーザー・インターフェース設計
● 単一のプロジェクト内で複数の楽曲を扱うことができるパワフルな楽譜管理機能
● 単一のプロジェクト内で無制限の譜表、拍子、セクション
● フル・スコアも任意のレイアウト/サイズで簡単に作成
● コンピューターのキーボードとMIDIキーボード、どちらからも素早くデータを入力することが可能
● MusicXML/MIDI/各種グラフィック・ファイルのインポート/エクスポート機能
● 32bit浮動小数点処理のオーディオ・エンジンを搭載。VSTインストゥルメント/VSTプラグインを使用することも可能
● VST3対応
● HALion Sonic SE 2/HALion Symphonic Orchestra libraryが付属。1,500以上の音色を利用可能
● チャンネル・ストリップやコンボリューション・リバーブを含むVSTプラグインが多数付属
● Mac/Windows対応
「Dorico」は2016年第4四半期発売予定。価格は579ユーロで、アカデミック版は329ユーロ。Sibelius/Finaleユーザー向けのクロスグレード版も期間限定で299ユーロで用意されるようです。
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