MUSIKTECHNIK

世界的シューズ・メーカーのConverse、10,000以上のサンプル素材を無償でダウンロードできるライブラリー・サイトをオープン!

世界的なシューズ・メーカーのConverseIndaba Musicと共同で、高音質なサンプル素材を無償提供するサイト『Converse Rubber Tracks Sample Library』をローンチ! 『Converse Rubber Tracks Sample Library』には、ブルックリンの“Converse Rubber Tracks”スタジオでレコーディングされた生々しいサンプル素材が10,000以上用意されており、自由にダウンロードして利用することができます。

Converseは2008年、音楽シーンの活性化を目的としたプロジェクト、“Converse Rubber Tracks”をスタートさせました。2011年には、このプロジェクトの一環として、ニューヨーク・ブルックリンに独自のレコーディング・スタジオ、“Converse Rubber Tracks”を開設。“Converse Rubber Tracks”は、誰でも無料で利用できるレコーディング・スタジオとして、開設時には大きな反響を呼びました。現在では、同様に利用できる提携スタジオがボストンやサンフランシスコにも用意され、デビュー前のバンドや若いミュージシャンの間で人気を集めています。

今回ローンチされた『Converse Rubber Tracks Sample Library』も、“Converse Rubber Tracks”プロジェクトの一部であり、ミュージシャン向けのコラボレーション・サイト/SNSとして知られるIndaba Musicとの提携によってスタートしたものとのこと。『Converse Rubber Tracks Sample Library』では、125人以上のミュージシャンが“Converse Rubber Tracks”スタジオで演奏したサウンド/ループを丁寧にライブラリー化。参加者の中には、ヴァーノン・リード(リヴィング・カラー)など著名なミュージシャンが数多く含まれており、従来のサンプル・ライブラリーとはひと味違う生々しいサウンドが大きな特徴となっています。

すべてのサンプル素材は、Indaba Musicのユーザー・アカウントを作成するだけで直ちにダウンロードすることが可能。サンプルのブラウズ画面も非常によく出来ており、楽器名はもちろんのこと、ジャンル、サンプル・タイプ、キー、BPM、長さなどがリスト表示されています。一番左のプレイ・ボタンで試聴することもでき(試聴時は波形も表示されます)、気に入ったサンプルが見つかったなら、その右側のボタンをクリックすることでダウンロード可能。また、左端のボックスをチェックすることで、サンプル・タイプや楽器の種類、ジャンル、キーなどでサンプルを絞り込むこともできます。ちなみにいくつかのサンプルをダウンロードしてみましたが、フォーマットは16bit/44.1kHzのWAVでした(すべてのサンプルがこのフォーマットなのかは不明です)。

現在、10,000以上という膨大なサンプル素材が用意されている『Converse Rubber Tracks Sample Library』ですが、今後さらに増やしていく予定とのこと。気になるのがロイヤリティについてですが、提供されているサンプル素材は、商用/非商用問わず自由に利用できるとのことです(クレジットも不要とのこと)。