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Steinberg、新型オーディオ・インターフェース「UR12」を発表! 約1万円でCubase AIが付属、iPadにも対応したマイクロ・インターフェース
Steinbergが新型オーディオ・インターフェース「UR12」を発表、12月下旬に販売を開始するとアナウンスしています。
「UR12」は、URシリーズの新たなエントリー・モデルとなるオーディオ・インターフェース。好評のUR22よりもさらにコンパクトな筐体が採用されており、市場予想価格は10,800円(税込)となっています。コンピューターとはUSB接続で(バス・パワー駆動)、AD/DAコンバーターは24bit/192kHz対応。入出力はアナログ2ch入力/2ch出力という仕様ですが、入力はCH1がマイク入力に対応したXLR、CH2がエレクトリック・ギター/ベース用のHi-Z入力に対応したフォーンという変則的な構成になっています。従ってライン入力には対応しておらず、ボーカルやギターなどが録音できればOKという人向けのオーディオ・インターフェースと言えるでしょう。マイク入力に搭載されているHAは定評ある“D-PRE”で、出力はRCAピン端子となっています。
非常にシンプルな仕様の「UR12」ですが、上位モデルのUR22には無い機能もいくつか備わっています。1つは「ループバック機能」で、「UR12」ではマイク/Hi-Z入力とコンピューターから再生される音声をミックスして、再びコンピューター側に返すことが可能。これはインターネット動画配信などをする際に便利な機能です。また、Mac/WindowsだけでなくiPadにも対応(Apple iPad Camera Connection KitあるいはLightning – USBカメラアダプタが必要)。専用のUSB端子からの電源供給が必要になりますが、この価格でiPad対応というのはポイント高いのではないでしょうか。
他のURシリーズ同様、DAWソフトウェアのCubase AIも付属(ダウンロード提供)。生音はボーカルやギター/ベースしか録音せず、とにかく安いオーディオ・インターフェースが欲しいという人は注目の製品と言えそうです。