
MUSIKTECHNIK
ヤマハ、VOCALOIDユーザーのためのクラウド・サービス「ボカロネット」を発表! 自動作曲機能「VOCALODUCER」やクラウド・ストレージなどが利用可能に
ヤマハが、VOCALOIDユーザーのための新しいクラウド・サービス、「ボカロネット(英語名称:VOCALOID NET)」を発表しています。

「ボカロネット」は、VOCALOIDを使用した楽曲制作を、さまざまな機能で支援する会員制のクラウド・サービス。このサービスで利用できる機能としては、自動作曲機能「VOCALODUCER(ボカロデューサー)」と、クラウド・ストレージ「ボカロストレージ」の2つが発表されています。

これまで法人限定で提供されてきた「VOCALODUCER」は、いくつかの項目を入力するだけで簡単にボカロ曲を生成できる自動作曲サービス。テキスト・ボックスに歌詞を入力し、好みの曲調や歌声を選択するだけの「カンタンモード」と、メロディのテイストや伴奏のジャンル、伴奏のスタイル、テンポ、コード進行など、曲調をより細かく設定できる「ノーマルモード」の2つのモードが用意されています。

もう1つの機能、「ボカロストレージ」は、VOCALOIDユーザーのためのクラウド・ストレージ。VOCALOID3 EditorやVOCALOID Editor for Cubaseといった「ボカロネット」対応のアプリケーションを使用することで、VOCALOIDの楽曲データをクラウドに保存/読み込むことができます。「VOCALODUCER」で作成した楽曲データも自動的に保存されるため、「ボカロネット」経由でVOCALOID3 EditorやVOCALOID Editor for Cubaseに読み込むことも可能。単に楽曲データを保存/読み込むだけでなく、複数のVOCALOIDアプリケーションの連携ができる仕様になっています。

会員登録するだけで無料で利用できる「ボカロネット」ですが、月額500円(税抜)のプレミアム会員も用意されています。プレミアム会員になると、「VOCALODUCER」の機能がアップグレードされ(最大利用回数/歌声の種類/伴奏音源/小節数などが増加し、伴奏MIDIファイルをダウンロードすることも可能に)、「ボカロストレージ」の容量が500MBから5GBに増加されるとのことです。
「ボカロネット」は、2014年7月提供開始予定。なお、今月26〜27日に開催されるニコニコ超会議3の超ボーカロイド感謝祭エリアに、「ボカロネット」体験ブースが用意されるとのことです。