
MUSIKTECHNIK
Kush Audio、4種類の“マグネティック・コア”によって、さまざまな音色を作り出すことができるサチュレーション・プラグイン、「UBK Pusher」をリリース
Kush Audioが、新プラグイン「UBK Pusher」をリリースしています。

“Magnetic DSP Colorbox”を謳う「UBK Pusher」は、豊富なパラメーターを備えたサチュレーション・プラグイン。Kush Audioは、“音の彫刻家(サウンド・デザイナー)の夢(のツール)”であると紹介しています。
「UBK Pusher」のサウンドの肝となるのは、モデリングされた4種類の“マグネティック・コア”。「UBK Pusher」では、鋼、コバルト、鉄、ニッケルという4種類の“マグネティック・コア”のレベルを設定でき(すべて併用可能)、それらによって音のトランジェントを丸め、異なるキャラクターのサチュレーションを付加できるようになっています(マルチ・バンドならぬ、マルチ・モデルのサチュレーションのような感じですね)。さらには左側の大きなダイアル(Flux Drive)で、4種類の“マグネティック・コア”のマスター・レベルを設定でき、また“マグネティック・コア”のあそびを設定できるBIASも用意されています。また、出力段にはダイナミクスも備わっており、リミッティング量のLEVELER、ATTACK、RELEASE(50〜1,200ms)といったパラメーターを設定することも可能。サイドチェーン入力用のハイパス・フィルター(20〜300Hzで設定可能)も備わっており、前段の“マグネティック・コア”部分と後段のダイナミクス部分は、独立してウェット/ドライ・レベルを設定できるようになっています。

これまでリリースしたプラグインがすべて好評なだけに、今回もかなり期待できそうな「UBK Pusher」。Mac/Windows両対応で、プラグイン・フォーマットはVST/AUをサポートしています(64bitにも対応)。残念ながら最初のバージョンはRTAS/AAXには対応していないようですが、Kush Audioのことですので、それほど時間はかからずにサポートしてくれるのではないでしょうか。価格は、UBK-1やClariphonic DSPと同じ149ドルとなっています。
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