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MUSIKTECHNIK
Musikmesse 2014: 現代版KMS-30+MPU-101? 超・便利ボックス、ローランド AIRA「SYNC BOX」が参考出品
みなさん既にご存じのとおり、ローランドは今回のMusikmesseにおいて、AIRAシリーズの試作機「SYNC BOX」を参考出品しています。
「SYNC BOX」は、クロック・ジェネレーターを内蔵したシンクロナイザーで、昔のシンセサイザーをコントロールすることができるCV/Gate出力も装備した“超・便利ボックス”です。これにより、DAWとAIRAシリーズ、MIDIが備わっていない昔のドラム・マシンやシンセサイザーと同期システムを組むことが可能になります。
リア・パネルには、コンピューターと接続するためのUSB端子、MIDI入力、2系統のMIDI出力、DIN Sync入力、2系統のDIN Sync出力を備え、フロント・パネルには、2系統のCV/Gate出力を装備。DIN Sync入出力は、それぞれローランド規格のSync24とコルグ規格のSync48を切り替えることができます。
マスター・クロックは、DIN Sync入力、MIDI入力、USB、インターナル・クロックを選択可能。インターナル・クロック選択時は、右側でテンポを詳細に設定でき、下部のボタンでトランスポートできます(右側のTAPボタンでもテンポを決めれるようです)。 これだけでもかなり便利ですが、すばらしいことにMIDI to CV/Gateコンバーターを2基内蔵。MIDIが備わっていないシンセサイザーを、コンピューターやMIDIキーボードなどを使って鳴らすことができます。CV出力は3段階でトランスポーズが可能で、Gate出力は極性も設定できるようです。
まさに現代版KMS-30+MPU-101といえる「SYNC BOX」。ローランドの担当者によれば、発売に関してはまったく未定とのことですが、ぜひリリースしてほしいところです。