MUSIKTECHNIK
SoundToys、Lexiconの名機Prime Timeをベースに開発されたディレイ・プラグイン、「Little PrimalTap」を無償配布中…… 同時にシェアリング・コンテストも開催
アメリカ・オースチンで開催されている世界最大級の音楽／映画／テクノロジーのコンベンション・イベント、SXSW（サウス・バイ・サウス・ウエスト）。このイベントの開催に合わせて、SoundToysが新開発のプラグイン「Little PrimalTap」を期間限定で無償配布しています。
「Little PrimalTap」は、1978年に発売されたデジタル・ディレイの名機、Lexicon Prime Timeにインスパイアされて誕生したというプラグイン。ヴィンテージ・デジタル・ディレイならではの独特なローファイ・サウンドが特徴です。
用意されているパラメーターは、ディレイ・タイム、アジャスト（ディレイ・タイムを1.0〜0.5倍にする）、マルチプライ（ディレイ・タイムを設定値で乗算する）、インプット・レベル、フィードバック、ミックス・バランスのみ。モジュレーションは搭載されておらず、純粋なデジタル・ディレイとして機能する仕様になっています。フィードバックは発振する仕様になっているとのことで、それに合わせてディレイ・タイムも実機より長い最大512msという仕様に。これにより、エフェクティブなループ・サウンドも作り出せるようになっています。
「Little PrimalTap」は、Mac／Windows両対応で、RTAS、AAX Native（Macのみ）、AU、AudioSuite、VSTの各フォーマットをサポート。2014年3月28日まで無償でダウンロードできますが、実際に手に入れるにはiLokアカウント、SoundToysのユーザー・アカウント、そしてシェアリング・コードが必要になります。シェアリング・コードは、FacebookやTwitter、掲示板などで、誰かが共有しているものをそのまま使用することが可能（きっと検索すれば、誰かのシェアリング・コードが現れます。誰のものを使用しても構いません）。最も簡単なのはTwitterで「Little PrimalTap」を検索する方法で、シェアリング・コードをいちいち入力することなく、リンクをクリックすれば「Little PrimeTap」を入手できます。
普通に「Little PrimalTap」を使うだけだったらこれで終わりなのですが、インストール時に入手できる自分のシェアリング・コードをFacebookやTwitter、掲示板などで共有することで、SoundToysのコンテストに参加することが可能。要は誰のシェアリング・コードが最も共有されたかを競うコンテストで、数が多かった人には豪華な賞品が用意されています。
● 1位：SoundToysのプラグインが一生無償で入手できる権利
● 2位：SoundToys Native Effects、新製品「PrimalTap」（「Little PrimalTap」の上位バージョン）に無償でアップグレードできる権利、SoundToys Swag Pack
● 3位：SoundToys Native Effects、あるいは新製品「PrimalTap」（「Little PrimalTap」の上位バージョン）に無償でアップグレードできる権利とSoundToys Swag Pack（どちらか選択）
● 以下の上位50人：新製品「PrimalTap」（「Little PrimalTap」の上位バージョン）に無償でアップグレードできる権利
締め切りは、2014年3月28日。なお、期間中に「Little PrimalTap」をダウンロードした人は、「PrimalTap」に特別価格でアップグレードできる権利が与えられるそうです。とりあえず「Little PrimalTap」は無償で入手できますので、コンテストに参加するかどうかはともかく、ぜひともダウンロードを。
