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Sonic Core(旧Creamware)が「Scope 6」を発表、プラグインの開発環境を統合!

先日、Sonic Core(旧Creamware)社が10日に重大発表をするというニュースをお伝えしましたが、その内容は想像を上回るものでした……。正直、あまり期待していなかったのですが、本日発表されたScope Platformソフトウェアの新バージョン「Scope 6」では、“Open Scope”としてSonic Coreプラグインの開発環境が完全に内包されたのです!

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これまでもSonic CoreプラグインのSDKはデベロッパーに配布されていましたし、一時期は最初からSDKが付属したScopeが販売されていたこともありました(日本円で100万円を超える非常に高価なものでしたが)。しかし新しい「Scope 6」からは、開発環境が最初から統合され、誰もがSonic Coreプラグインを開発できるようになったのです。これはScope Platform誕生以降、最大の変革と言っていいのではないでしょうか。

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「Scope 6」には、Sonic Coreプラグインを開発するのに必要なツールはすべて用意されています。C++ライブラリを使用することもでき、必要な機能を自分で追加することも可能。従来のSDKにあったいくつかの制限もほぼ取り払われているようで、GUIも自由にデザインすることができます(GUIをデザインするための“Juce”と呼ばれるC++ライブラリも付属しています)。興味深いのが、既存のSonic Coreプラグインに手を加えることができる点で、Webサイトには「必要であれば、MinimaxにLFOやマルチ・ステージ・エンベロープを追加することもできますよ」と記されています。これはSonic Coreがリリースするプラグインに関しては、そのソースが付属しているということでしょうか? いずれにせよ、興味深いフィーチャーですね。

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「Scope 6」のフル・バージョンはまだ開発中とのことで、本日からはベータ・バージョンのダウンロードが開始されました。Scope Platformのハードウェアを所有していて、DSPコードが書ける方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。Sonic Core社は、来週から開催されるNAMM Showに出展するようなので(けっこう大きいブースのようです)、“Open Scope”に至った経緯について、じっくりと話を訊いてくる予定です。

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それと本日、「Scope 6」の発表に合わせて、Sonic Coreプラグインの大幅なディスカウント・セールが実施されています。本日(10日)限りのセールとのことなので、ユーザーの方はお見逃しなく!

Sonic Core

http://sonic-core.net/