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UVI、ローランドの名機EP-09をシミュレートしたピアノ音源、「UVI Analogic Piano 09」を無償配布中!

紹介しよう紹介しようと思って、完全に忘れていました。ご存じUVI社が、ローランドの電子ピアノの名機、EP-09そっくりのピアノ音源を無償配布しています。

UVI_Analogic_Piano_09

UVI社が無償配布している「UVI Analogic Piano 09」は、ローランド EP-09に“インスパイアされて”開発したというピアノ音源。UVI社によれば、EP-09は世界で初めてアルペジエーターを搭載した電子ピアノとのことですが、それにしてもよくぞここまでマニアックな楽器をシミュレートしたな〜という印象です。

Roland_EP-09

「UVI Analogic Piano 09」は、以下の4種類の音色が搭載され、スイッチで簡単に切り替えることができます。

● Piano I:柔らかいピアノ・トーン

● Piano II:硬めのピアノ・トーン

● Harpsichord I:通常のハープシコード・トーン

● Harpsichord II:明るめのハープシコード・トーン

ユニークなのが、オリジナルEP-09のように異なるスイッチの“同時押し”が可能になっている点で、UVI社によれば計15種類の組み合わせがあるとのことです。また、コーラス、ディレイ、リバーブといったエフェクトも搭載しているので、音色のバリエーションは意外と広いと言っていいでしょう。もちろん、オリジナルEP-09の機能を完全に網羅したアルペジエーターも装備しています。

また、オリジナルEP-09では、内蔵のチープな2ワット・スピーカーが音に“良い味”を付加していましたが「UVI Analogic Piano 09」ではコンボリューション・エンジンによって、内蔵スピーカーの鳴りまでもシミュレート。そこまでするかという、かなりこだわった設計になっています。

「UVI Analogic Piano 09」は、UVI Workstation 2.0.4以降で動作し、Mac/Windows PC両プラットホームに対応。プラグイン・フォーマットは、VST/Audio Units/RTAS/MASをサポートしています(スタンドアローンでも動作します)。

「UVI Analogic Piano 09」の入手方法は簡単で、UVI社のFacebookページの「いいね!」をクリックし、あとはEメール・アドレスを入力すれば、ダウンロード・リンクが送られてきます。何と言っても“無償”なので、興味を持った人はとりあえず試してみては……。

UVI Blog: UVI Analogic Piano 09

http://blog.uvi.net/sounds-instruments/analogic-piano-09/