Synth Mania

1万円ちょっとで買える本格的なデジタル・シンセ「MeeBlip SE」

少し前に発売され、注目を集めた手のひらサイズのデジタル・シンセ「MeeBlip」。そういえば記事にしていなかったので、遅ればせながら紹介しておきます。

MeeBlip_SE_2

“ハッカブル・シンセ”を謳う「MeeBlip」は、キット形式で販売されるコンパクトなデジタル・シンセサイザー。安価でMIDI入力を備えていることから、シンセ・マニアの間で人気のアイテムとなっています。少し前にバージョン・アップされ、現在は「MeeBlip SE(Second Edition)」という製品名となりました。

MeeBlip_SE_1

MeeBlip_SE_4

8bitデジタル回路で生成されるのは完全な16bitシグナルとのことで、そのサウンドは典型的なデジタル・シンセサイザーといった印象です(SoundCloudなどにアップされているデモ・サウンドを聴いてみてください)。オシレーターは2種類の波形を切り替えることがき、4ポールのローパス/ハイパス・フィルターや、オシレーター/フィルターを変調できるLFOも装備。PWMノブや、デジタル・シンセならではのユニークな機能、アンチ・エイリアス・スイッチも備わっています。

「MeeBlip SE」は、誰でも簡単に組み立てられる「Quick Build」モデル、完全なキット形式の「Build Everything Kit」モデル、そして心臓部の基板だけを取り出した「micro Kit」モデルの3種類の形態で販売されています。

MeeBlip_micro_1

価格は「Quick Build」モデルが149.95ドル、「Build Everything Kit」モデルが129.95ドル、そして「micro Kit」モデルが39.95ドル。「micro Kit」モデルでもMIDI入力や音声の出力端子を装備しており、パラメーターはMIDI経由でコントロールすることが可能になっています。「micro Kit」モデルをゲットして、オリジナルの筐体/キーボードに組み込むというのも楽しそうですね。その他、詳しくはWebサイトを参照してください。

MeeBlip_SE_3

MeeBlip

http://meeblip.com/