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WORLD SYNTHESIZER
WORLD SYNTHESIZER #16:Waldorf渾身のモンスター・シンセ、「Quantum」の国内販売が遂に開始
フックアップが、独Waldorf Musicの新型シンセサイザー「Quantum(クァンタム)」の受注を、本日(2018年8月17日)から開始すると発表しています。
昨年の『Musikmesse 2017』で初披露された「Quantum」は、Waldorf Musicの新しいフラッグシップ・シンセサイザー。オーディオから波形を生成できる伝統の『Wavetable』、最大8種類のデジタル波形をレイヤー可能な『Waveform』、グラニュラーにも対応した強力なサンプリング音源『Particle』、物理モデリング音源『Resonator』という4種類のアルゴリズムを搭載、代表的なデジタル音源を最新の形で網羅した、まさしくモンスター級のシンセサイザーです。鍵盤はFatar社製の高品位な“TP8S”キーベッドを採用し、中央部にはタブレット端末のような高解像度マルチタッチ・ディスプレイを搭載。演奏性/操作性もフラッグシップ機らしい妥協のない仕様になっています。
「Quantum」の主な特徴は、以下のとおりです。
- Waldorf Musicの新世代フラッグシップ・シンセサイザー
- 8ボイス/デュアル・ティンバー仕様
- 『Wavetable』『Waveform』『Particle』『Resonator』という4種類のアルゴリズムを搭載した3基のデジタル・オシレーター
- 1ボイスあたり2基のアナログ・ローパス・フィルター
- デジタル・マルチモード・フィルター、ビット・クラッシャー、ドライブなどをボイスごとに付加できる『Digital Former』
- それぞれ6基用意されたLFOとEG
- マルチステージLFO/EGモジュレーター『Komplex』
- 40スロットのモジュレーション・マトリクス
- ティンバーごとに用意された5スロットのマスター・エフェクト・ラック
- マスター・コンプレッサー
- スペクトラム・アナライザー/オシロスコープ機能
- パラメーター・オートメーションにも対応したステップ・シーケンサー
- 7種類のアルゴリズムを選択できる強力なアルペジエーター
- マイクロ・トーナル・ピッチ(微分音)に対応
- 最大10,000種類のプリセット。プリセットを素早くロードできるフェイバリット・リスト機能
- 外部オーディオ入力/「Quantum」自身のオーディオ出力のサンプリングに対応
- プリセット/サンプル/ウェーブテーブル用の4GBフラッシュ・メモリー。1GB以上のファクトリー・サンプルを収録
- プリセット/サンプル/ウェーブテーブルをインポート/エクスポートできるSDカード・スロット。Naveのプリセットのインポートにも対応
- Fatar社製“TP8S”キーベッドを採用した高品位な61鍵キーボード。アフタータッチ対応
- 高解像度マルチタッチ・ディスプレイ
- 2系統のステレオ・オーディオ出力(メイン/AUX)と1系統のステレオ・オーディオ入力。24bit仕様のAD/DAコンバーターを採用
- オーディオ出力とは独立した音量調整が可能なヘッドフォン出力
- CV入力(0〜5V)としても使用できるコントロール・ペダル入力
- MIDIコントローラーなどを接続できるUSBホスト端子(Type A)と、コンピューターやタブレット端末などを接続できるUSBデバイス端子(Type B)
- MIDI入力/出力/スルー
- 内蔵電源
- ドイツ国内で生産
もの凄いスペックで登場するWaldorf Music渾身の新型シンセサイザー、「Quantum」。気になる価格は555,000円(税別)で、極めて小ロットで生産されているため、受注から納品までに2〜3ヶ月かかってしまう場合もあるとのこと。詳しくは、フックアップのWebサイトをご覧ください。