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LVC-Audio、新開発の“モジュラー・チャンネル・ストリップ・プラグイン”、「T-Chain」の無償配布を開始! VST/AU/AAXをサポート

アメリカのソフトウェア・デベロッパー、LVC-Audioが、新開発のプラグイン「T-Chain」の無償配布を開始しています。

LVC-Audio - T-Chain

T-Chain」は、非常に高機能なチャンネル・ストリップ・プラグイン。EQやダイナミクスなどの“モジュール”を自由に組みわせることで、入力ソースや用途に合ったチャンネル・ストリップを作ることができるプラグインです。また、ウィンドウ上部にはカスタマイズ可能なスペクトラム・アナライザー/波形ディスプレイを備え、音の変化を詳細に監視できる点も大きな特徴です。

下図が「T-Chain」のユーザー・インターフェースで、【A】はVUメーター、【B】はスペクトラム・アナライザー/波形ディスプレイ(ダブル・クリックで切り替え)、【C】はユーザー・インターフェース切り替えボタン(4つの大きさを切り替え可能)、【D】はモジュール/プリセット・ブラウザー(上部のタブで切り替え)、【E】はモジュール・インターフェース、【F】はルーティング・ウィンドウ、【G】はプラグイン全体に作用するマスター・ボタン、【H】は選択されているモジュールに作用するモジュール・ボタンとなっています。

LVC-Audio - T-Chain

「T-Chain」のユーザー・インターフェース

T-Chain」には現在、15種類のモジュールが用意されており、そのうち4種類が無償モジュールとして付属しています(その他のモジュールは有償)。無償で付属するモジュールは、コンプレッサーの「Digital Comp」、4バンドEQの「Digital EQ」、ゲートの「Digital Gate」、スプリッター/ミキサーの「Splitter」の4種類。左側のモジュール・ブラウザーで、“DEMO”と記されていないのが無償のモジュールです。

オリジナルのチャンネル・ストリップを作成するには、左側のモジュール・ブラウザーから任意のモジュールを選び、右下のモジュール・インターフェースあるいはルーティング・ウィンドウにドラッグ&ドロップします。各モジュールは自動的に接続され、並列処理したい場合は「Splitter」モジュールを使用します。パラメーターを操作するモジュールは、右下のルーティング・ウィンドウで選択。ルーティング・ウィンドウでは、モジュールの削除やソロ、ミュートといった操作も行えます。

T-Chain」には、多数のプリセットが収録されており、左側のプリセット・ブラウザーから呼び出すことができます。有償のモジュールを使用したものも多いですが、無償モジュールだけで組まれたプリセットもありますので、まずはここからエディットを開始するのもいいでしょう。

T-Chain」のもう一つの大きな特徴であるスペクトラム・アナライザー/波形ディスプレイは、右クリックで表示されるメニューで自由にカスタマイズすることが可能。FFTの色を入力と出力で変えたり、FFTのウィンドウ・サイズを選択したりと、かなり細かいエディットが可能になっています。

LVC-Audio - T-Chain

カスタマイズ可能なスペクトラム・アナライザー/波形ディスプレイ

非常に高機能なチャンネル・ストリップ・プラグインである「T-Chain」。Mac/Windows両対応で、VST/AUのみならずAAXもサポート。ユーザー登録などをすることなく、LVC-AudioのWebサイトから無償でダウンロードすることができます。