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リッチー・ホウティンとAllen & Heathの元技術者が開発した新世代DJミキサー、PLAYdifferently 「MODEL 1」が予約受付開始!
リッチー・ホウティンと、Allen & HeathでXoneシリーズなどの開発を手がけてきた技術者:アンディ・リグビー・ジョーンズ(Andy Rigby-Jones)がタッグを組み、イクイップメント・メーカー“PLAYdifferently”をローンチ。最初の製品となる「MODEL 1」を発表し、予約受付を開始しています。
“パフォーマンス・インストゥルメント”を謳う「MODEL 1」は、縦型筐体/テクノ・スタイルの高機能/高品位なDJミキサー。リッチー・ホウティンとアンディ・リグビー・ジョーンズという、DJミキサーを知り尽くした2人のアイディアが詰まった新しいタイプの製品です。
フル・アナログ回路で組まれた「MODEL 1」は、 6系統のステレオ入力(そのうち3系統はフォノ・イコライザー内蔵)、2系統のステレオAUXセンド/リターン、ステレオ・マスター・バス、ステレオ・ブース出力という仕様で、ステレオ入力には周波数を可変できる“Sculpting EQ”(-20db〜+8dB)とハイパス/ローパス・フィルターを搭載。ステレオ・マスター・バスには、3バンドEQ (-20db〜+6dB)とレゾナンス付きハイパス/ローパス・フィルターが備わり、ステレオ・ブース出力にも2バンドEQが備わっています。
これだけだったら高機能なDJミキサーという感じですが、「MODEL 1」には従来製品にはない新しいフィーチャーが多数盛り込まれています。まず、すべての入力部(ステレオAUXリターンを含む)にはアナログ・オーバードライブ回路を搭載。TRIMノブを少々突っ込み気味に設定することで、サウンドに歪み/倍音を付加できる設計になっています。ステレオ・マスター・バスは完全バランス回路で、112dB以上のダイナミック・レンジを確保。長さ60mmのチャンネル・フェーダーにはスタジオ品質のものが採用され、バランス入出力が行えるD-Sub 25pin端子を装備するなど、まるで業務用ミキシング・コンソールのようなスペックのDJミキサーという印象です(必要に応じて電源を二重化することも可能になっています)。
機能面でおもしろいのが、右下と左下に計2基のヘッドフォン端子を備え、独立したキューが可能になっている点。これにより2人のDJで“Back to Back”プレイを行う際も、別々にモニターすることが可能になります。また、チャンネル数を拡張するためのD-Sub 9pinの“Mixer Link”端子も装備。この端子を複数台の「MODEL 1」で数珠繋ぎすることで、ステレオ・マスター・バスとステレオ・ブース出力がサミングされ、またキュー回路も連携するようになります。
製造はアンディ・リグビー・ジョーンズの古巣であるAllen & Heathとライブ・コンソール・メーカーのDiGiCoが担当し、イギリス国内で生産されるという「MODEL 1」。新世代の業務用DJミキサーとして、世界中のクラブから注目を集めそうな製品です。気になる価格は2,500ポンド(約39万円)で、世界各国への送料は50ポンド(約8,000円)となっています。
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