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Ignite Amps、3種類の名機をモデリングしたEQ/フィルター・プラグイン、「PTEq-X」の無償配布を開始! 4種類の真空管切り替えや倍精度処理にも対応

ハードウェアとソフトウェア、両方の開発を手がけるデベロッパー Ignite Ampsが、新開発のプラグイン「PTEq-X」の無償配布を開始しています。

Ignite Amps - PTEq-X

PTEq-X」は、有名な3種類のヴィンテージ・アウトボードの回路とサウンドをモデリングしたプラグイン。ユーザー・インターフェースを一目見て分かるとおり、上からPultecのMEQ-5(ミッドレンジ・イコライザー) 、EQP-1A(プログラム・イコライザー)、HLF-3C(プログラム・フィルター)を元に開発されたプラグインです(クレジットにも“Original circuit designed by: Pulse Techniques Inc. (Pultec)”と記載されています)。もちろん、そのまま実機を再現しただけでなく、プラグインならではのフィーチャーも盛り込まれています。

以下、「PTEq-X」の特徴です。

● 3種類のヴィンテージ・イコライザー/フィルター(Pultec MEQ-5、EQP-1A、HLF-3C)を完璧に再現した上で1つのプラグインに統合

● Ignite Ampsが独自に開発した第三世代の三極真空管モデリング技術を採用

● 左側の“IN”スイッチで、それぞれオン/オフの切り替えが可能

● 実機には無いフリケンシー・ポイントを追加

● 中央のPEQ1A(EQP-1A)は、右下の“TUBE”スイッチにより真空管回路のオン/オフを切り替えることが可能。下のプルダウン・メニューで、真空管も4種類(ECC81、ECC82、ECC83、ECC88)の中から選択可能

● 内部の真空管モデルは倍精度64bit処理

● 2×オーバーサンプリング機能により倍のサンプル・レートでの処理に対応(一番下の“OVERSAMPLING”プルダウン・メニュー)

● モノ/ステレオ切り替え(一番下の“ROUTING”プルダウン・メニュー)

● マスター入力/マスター出力レベルを設定可能(一番下の“INPUT”および“OUTPUT”ノブ)

● プリセット・マネージメント機能を搭載(一番上)

● すべてのパラメーターはオートメーション対応

実機には無いフリケンシー・ポイントが追加されている点と、4種類の真空管の切り替え可能な点、そしてオーバーサンプリング機能の装備は「PTEq-X」の大きな特徴と言えるでしょう。CPUパワーに余裕が無い場合、“TUBE”スイッチで真空管回路をオフにすれば、負荷を軽減することも可能になっています。

PTEq-X」は、Mac/Windows両対応で、VSTとAUの両フォーマットをサポート。 Ignite AmpsのWebサイトから無償でダウンロードできます