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CES 2016: アナログ・ターンテーブルの定番、Technics SL-1200が復活! 新製品「SL-1200G/SL-1200GAE」が発表!

アナログ・ターンテーブルの定番であり名機、Technics SL-1200がほぼそのままのルックスで復活! パナソニックは本日、CES 2016に合わせてアメリカ・ラスベガスでプレス・カンファンレンスを開催し、ターンテーブルの新製品「SL-1200G」と「SL-1200GAE」を発表しました。

Technics - SL-1200GAE

パナソニックは一昨年、ハイファイ・オーディオ製品向けにTechnicsブランドを復活させることをアナウンスし、ちょうど1年前のCES 2015で新型ターンテーブルの試作機をお披露目。しかしながら、その外観は従来のSL-1200とはまるで違うもので、かなり不評でした。今回発表された「SL-1200G/SL-1200GAE」は、不評だった試作機のデザインをあらため、従来のSL-1200の外観を踏襲。“SL-1200の復活”と言っていいデザインになっています。

Technics - SL-1200GAE

パナソニックによれば、中身の設計は一新されているそうですが、駆動部にはこれまでどおりダイレクト・ドライブ方式を採用。モーターには、“Twin-Rotor Surface-Facing Direct Drive Motor”と呼ばれるものが使用されており、回転数は33/45/78rpmの切り替え、ピッチ・コントロールの可変幅は+8〜-8%/+16〜-16%の切り替えとなっています(リセット・ボタン付き)。また、金属の素材感を生かした筐体は、トップ・プレートにヘヴィ・アルミニウムを採用。重量は約18kgとなっています。オーディオ出力はフォノ出力とグラウンドのみで、このあたりも従来のまま。フォノ・イコライザーを搭載したり、変に今風の仕様になっていないのは歓迎したいところです。

SL-1200G」と「SL-1200GAE」の違いは、「SL-1200G」が標準モデルで、「SL-1200GAE」がTechnicsブランド50周年の記念モデルとのこと。「SL-1200GAE」はより高品位なパーツが使用され、シリアル・ナンバーも刻印されるとのことです。「SL-1200GAE」は北米では今夏発売される予定で、欧米のメディアによると、その価格は4,000ドル(約48万円!)とのこと。おいそれと手を出せる価格ではありませんが、とりあえずSL-1200が復活したのは喜ばしいことなのではないでしょうか。

Technics - SL-1200GAE