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Klanghelm、Variable-Muタイプのコンプレッサー・プラグイン、「MJUC jr.」の無償配布を開始! Mac/Windows、VST/AU/AAX/RTAS対応
ドイツのソフトウェア・デベロッパー、Klanghelmが、新開発のプラグイン「MJUC jr.」の無償配布を開始しています。
「MJUC jr.」は、有償で販売されている「MJUC」の“Mk 1”と“Mk 2”という2つのモードを統合し、パラメーターをシンプルにしたコンプレッサー・プラグイン。ヴィンテージ・コンプレッサーならではの自然で深みのあるサウンドと、1960年代初期のVariable-Muタイプのコンプレッサーの先進的なアプローチ/豊かな倍音という2つの特徴を併せ持ったコンプレッサー・プラグインとのことです(ここで出てくる“Variable-Muタイプのコンプレッサー”というのは、Manleyの同名のアウトボードのことではありません)。
内部のシグナル・フローは、2段構えのゲイン・ステージと、その間のトランスフォーマーという構成で、これにより非常に深みのあるサウンドを生み出しているとのこと。肝となるのはVUメーター下の“TIME CONSTANTS”で、このパラメーターでは単にアタック・タイムとリリース・タイムを変化させるだけでなく、トランスフォーマーの挙動や他の回路の反応も同時に変化させ、その結果、倍音/サチュレーションの生成に直接影響を及ぼすとのことです。
「MJUC jr.」に用意されているパラメーターは、以下のとおりです。
● COMPRESS:コンプレッション量を設定します。
● 中央上部の“Klanghelm”ロゴのクリック:グローバル設定画面を表示します。
● VUメーターのクリック:VUメーターの機能をオフにします。
● VUメーター右下の文字をクリック:VUメーターの機能(ゲイン・リダクション・メーターあるいは出力メーター)を切り替えます。
● TIME CONSTANTS:アタック・タイム/リリース・タイムを切り替えます。“FAST”はアタック・タイム/リリース・タイムとも速く、“SLOW”はアタック・タイム/リリース・タイムとも遅く、“AUTO”はアタック・タイムは速く、リリース・タイムは自動設定となります。
● MAKE-UP:出力ゲインをdB単位で設定します。
● POWER:エフェクトのオン/オフを切り替えます。
また、中央上部の“Klanghelm”ロゴのクリックにより表示されるグローバル設定画面では、ヒントの表示/非表示、ノブの操作スタイル、数値入力のオン/オフ、ゲイン・リダクション・メーターの反応の速さ、マウス・ドラッグの反応といったグローバル・パラメーターを設定することができます。
「MJUC jr.」は、KlanghelmのWebサイトから無償でダウンロード可能。Mac/Windows両対応で、VST/AU/AAX Native/RTASといったフォーマットをサポートしており、64bitにも対応しています。
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