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AES 2014: 最大60m引き延ばすことができる、光伝送のThunderboltケーブルが登場
Corningというカリフォルニアのメーカーが出品していたのは、光伝送のThunderboltケーブル。見た目や使い勝手は普通のThunderboltケーブルとまったく一緒ですが、内部は光伝送になっているため、最大60mも引き延ばせるのが特徴です。もちろんThunderbolt 2にも対応しており、光伝送やケーブル長に起因する制約は一切無いとのこと。たとえば、HDXカードを装着したMagmaのThunderbolt拡張シャーシも、60mケーブルでまったく問題なく使用できるとのことです。
Corningのマーケット・デベロップメント・マネージャー、Chet Dayal氏がアピールしていたのは、スタジオのディスプレイ・ケーブルとしてのコスト・パフォーマンスの高さ。業務スタジオでは、コンピューターや拡張シャーシはマシン・ルームに設置しなければならないため、KVMを延長するためのエクステンダーが必須となりますが、CorningのThunderboltケーブルとThunderboltディスプレイを使用すれば、高価で動作が不安定なKVMエクステンダーは要らなくなるとのことです。何より、普通のThunderboltケーブルと同じ感覚で使えるというのがいいですね。
Corningの光伝送Thunderboltケーブルには現在、5.5m(179.99ドル)、10m(299.99ドル)、30m(659.99ドル)、60m(1,299.99ドル)という4種類の長さが用意されているとのこと。日本での販売は、既にタックシステムから開始されているとのことです。