MUSIKTECHNIK

Overloud、最大5種類のIRデータを並列処理できる“マルチレイヤー・コンボリューション・リバーブ”、「REmatrix」を発表

Overloudが新開発のプラグイン「REmatrix」を発表。販売を開始しています。

Overloud - REmatrix

「REmatrix」は、最大5種類のIRデータの並列処理が可能なコンボリューション・リバーブで、Overloudは“マルチレイヤー・コンボリューション・リバーブ”と呼んでいます。複数のIRデータを並列処理することによって、より濃密で複雑な残響生成を実現しており、サンプリングされた特定の空間の再現だけでなく、オリジナルの残響を作り出すことが可能になっています。また後段には、BREVERB譲りのアルゴリズム・リバーブやディレイ、モジュレーション、ドライブ、コンプレッサー、EQといったエフェクトを搭載。メインのコンボリューション・リバーブで生成された残響を「REmatrix」内で自由に色づけすることが可能です。

「REmatrix」の主な特徴は以下のとおりです。

● 最大5種類のIRデータを並列に処理する、マルチレイヤー・コンボリューション・リバーブ

● アルゴリズム・リバーブ、ディレイ、モジュレーション、ドライブ、コンプレッサー、EQといったエフェクトを搭載したマスター・セクション

● 250種類のIRデータを収録

● 実際のミックスの現場で制作された400種類のプリセットを収録。各プリセットは、楽器ごと、ジャンルごと、用途ごとにカテゴライズ

● IRデータの変更やパラメーター操作で音切れすることのないシームレスな処理

● 収録されているIRデータのデュレーションは短くしたり、伸ばしたりすることが可能

● ユーザー・オリジナルのIRデータのインポートに対応

● 各IRデータは、EQ、デュレーション、ディレイ、ステレオ・フィールドなどを設定することが可能

● パラメーター・オートメーションに完全対応

● CPU負荷を抑えた設計

● ゼロ・レーテンシー仕様

「REmatrix」はMac/Windows両対応で、VST/AU/RTAS(Pro Tools 9まで)/AAX Native 64bit(Pro Tools 10以降)の各フォーマットをサポート。使用にあたってiLokなどのハードウェア・キーは不要で、最大3台のコンピューターとUSBメモリにオーソライズすることが可能になっています。Overloudの代理店である宮地商会 M.I.D.によれば、国内では明日正午ごろから販売開始予定とのことで、初回限定プライスも用意されているとのことです。