MUSIKTECHNIK

Sinevibes、強力なダイナミック・フィルター・プラグイン「Atom」の無償配布を開始!(Mac AUのみ対応)

Sinevibesが、新開発のプラグイン「Atom」の無償配布を開始しています。

Sinevibes - Atom

“ダイナミック・フィルター”を謳う「Atom」は、テンポ・シンク機能を備えたモジュレーション・フィルター。核となるのは、5種類のタイプと3種類のスロープを選択できるフィルターで、2基のモジュレーターによって変調させることが可能。2基のモジュレーターはもちろん波形を選択することができ、1/128音符から16小節の範囲でスピードを設定できるほか、1サイクルごとに変調波形の振れ幅をランダマイズできる“chaos”や、変調波形のカーブを滑らかにできる“lag”といったユニークな機能も備えています。

またSinevibesによれば、「Atom」は新しい設計を採用した最初のプラグインとのことで、プルダウン・メニューなどを排した斬新なユーザー・インターフェースとなっています。フィルター・カーブや変調波形といったパラメーターは、値を横方向にドラッグすることで設定し、モジュレーションの適用量に関しては中央のフィルター方向を向いた矢印をドラッグすることで設定。この新しいユーザー・インターフェースにより、これまでにない直感的なオペレーションを実現しています。

「Atom」の主な機能は、以下のとおりです。

● 5種類のタイプ(smooth low-pass、ladder low-pass、clean low-pass、clean high-pass、clean band-pass)を選択できるフィルター(中央の青い丸の上部を横方向にドラッグして設定)

● フィルターは、3種類のスロープ(-12dB/oct、-24dB/oct、-48dB/oct)を選択可能(中央の青い丸の下部を横方向にドラッグして設定)

● 自由に設定できるフィルター・フリケンシー(中央の青い丸の真ん中を横方向にドラッグして設定)

● 8種類の変調波形(triangle、saw、square、pulse、trapezoid、notch、3×staircase、4×staircase)を選択できる独立した2基のモジュレーター(左側のオレンジ色の丸/右側の黄色の丸の上部を横方向にドラッグして設定)

● モジュレーターのスピードは、24種類(16bars、8bars、6bars、4bars、3bars、2bars、1.5bar、1bar、3/4note、1/2note、3/8note、1/3note、1/4note、3/16note、1/6note、1/8note、1/12note、1/16note、1/24note、1/32note、1/48note、1/64note、1/96note、1/128note)の中から選択可能(左側のオレンジ色の丸/右側の黄色の丸の下部を横方向にドラッグして設定)

● 変調波形は反転可能(左側のオレンジ色の丸/右側の黄色の丸の真ん中をクリックして設定)

● 自由に設定できるモジュレーションの適用量(左側のオレンジ色の丸/右側の黄色の丸から、中央のフィルター方向を向いた矢印をドラッグすることで設定)

● 1サイクルごとに変調波形の振れ幅をランダマイズできる“chaos”機能(“chaos”ボタンをクリックして設定)

● 変調波形のカーブを滑らかにできる“lag”機能(“lag”ボタンをクリックして設定)

● ホスト・アプリケーションとのテンポ・シンクに対応

● OS XのCore Animation/Accelerate frameworksを活かした設計により、コンピューターの性能を引き出した描画速度とオーディオ処理を実現

「Atom」は、OS X 10.6以降のIntel Mac対応で、プラグイン・フォーマットはAudio Unitsのみサポート(32bit/64bit対応)。Retina Displayにも対応し、SinevibesのWebサイトから無償でダウンロードすることができます。