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DTMが趣味! Cubaseを使いこなす、美しすぎるAV女優:並木優さん ロング・インタビュー
並木優さんというAV女優をご存じでしょうか? 2008年にデビューした並木優さんは、AV界の人気女優のひとりで、最近ではテレビ番組などでも活躍しています。
そんな並木優さんの趣味のひとつは、なんと“DTM”。幼少期からピアノを習っていたという彼女は、十代の頃にふと作曲に興味を持ち、家にあったパソコンを使って音楽制作を開始。その趣味はAVの世界に入ってからも続き、2011年には自作曲『トキメキ☆インストール』で、待望のCDデビューを果たしました。2012年からは所属アーティストが全員AV女優というユニークな音楽レーベル“Milky Pop Generation”に所属し、音楽活動をさらに本格化。これまで『Voyage』、『to believe』という2枚の作品を発表し、いまではAV女優としてだけでなく、シンガーソングライターとしても注目の存在となっています。
“Milky Pop Generation”のプロモーション・ムービーでは、コルグ KAOSSILATOR PROやNovation LaunchPadといった電子楽器と一緒に映り、TwitterやブログではDTMの話題をすることもある並木優さん。これはぜひ一度お話を伺いたい!と思い、多忙なスケジュールのなか、何とかお願いしてインタビューしてきました。AV界の人気女優は、果たしてどんなシステムで、どのようにして音楽制作を行っているのか。美女を前に、緊張してあまり突っ込んだ話はできませんでしたが、ぜひご一読くださいー!(インタビューから掲載まで、少し時間がかかってしまったので、写真では髪が長めの並木優さんが見れます!)
音楽を作りたくなって、ひとりで楽器屋さんに行き、最初は何も買わずに入り浸る日が続きました
——— 今日は並木優さんに、いかにして“DTM女子”になったかということを伺いたいと思います。何か楽器はやられていたんですか?
並木 小学校の頃からずっとピアノを習ってました。お母さんがとても厳しかったので、途中サボったりもしていたんですけど(笑)。厳しいといっても、別に音楽一家だったとか、そういうわけではなくて。女の子だからピアノを習わせようという、ごく普通の感じですよね。
それでずっとピアノはやっていたんですが、あるときふと、自分の演奏を客観的に聴いてみたくなったんです。1年に1回、発表会があったんですけど、自分の演奏を人に聴かせることを考えると、これは一度録音して客観的に聴いてみたいなと思って。で、すごく原始的なんですけど、カセット・テープに録音してみたんですよ。そのときは、“ふーん”という感じで何とも思わなかったんですけど、ふと思い立ってピアノに合わせて歌も録音してみたんですよね。そのときはビックリしました。“えええ、これが私の声?”みたいな(笑)。もっといい声だと思っていたので、すごくショックでしたね(笑)。あまりにショックだったので、声についていろいろ調べてみたり。専門の本を見たら、“声は骨に響くので、発声している本人には良い声に聴こえる”みたいなことが書いてあって、“なるほどなぁ”とか思ってました(笑)。
そんなことをしているうちに、だんだん録音するのがおもしろくなってきて、自分で曲を作り始めたんですよ。確か16とか17の頃だったと思うんですけど……。
——— 小さい頃からピアノをやっていて、高校に入ってからバンドのキーボーディストとして誘われるという話はよくあると思うんですが、いきなり曲を作り始めたんですか?
並木 そう。いま思うと、ちょうど女性のシンガーソングライターが流行っていた時期だったんですよね。aikoさんとか椎名林檎さんとか……。自分で曲を作って歌うのって、何かカッコいいなぁと思って、そういう人たちの真似をしたかったのかもしれない。
それである日、何かでパソコンで音楽を作れるということを知って。家にあったパソコンに、Dominoというフリーのソフトを入れてみたんです。Dominoって知ってます? 音符を入力することで曲が作れるソフトなんですけど。でも、ちょっとやってみて、“何これ、つまらない!”と思って、すぐに使うをやめてしまいました(笑)。当時はまだパソコンに直接録音できるということを知らなかったんです。
——— 高校のとき、キーボードやボーカルでバンドに誘われたりはしませんでした?
並木 ここで私がこういうことを言うか、という感じなんですけど(笑)、人前に出て何かをやるのが嫌いだったんですよ。だからピアノの発表会とかも大嫌いで、バンドとかとは無縁でしたね。
——— その後、再びパソコンで音楽を作るようになったのは?
並木 5〜6年前、すごくヒマな時期があったんですよ。私、あんまり遊びを知らなくて、夜とかも全然出かけない子で、もちろんお酒もまだ飲めないじゃないですか。だからヒマでも、家でゲームをやるかマンガを読むかしかなかったんです。そんなときに知り合いがパソコンで音楽を作ってるのを見て、何かおもしろそうだなと。最初はその人に曲でも作ってもらって、私は歌おうかなと思ったんですけど、この人にできるんだったら私にもできるんじゃないかなと思って(笑)。それでその人には相談せず、ひとりで楽器屋さんに行ったんですよね。
——— パソコンのソフトを求めて。
並木 そう。ノート・パソコンはIllustratorとかを使う用に持っていたので、音楽を作るソフトを見に楽器屋さんに行ったんです。池袋の楽器屋さんだったんですけど、店員さんにいろいろ話を訊いたりして、最初は何も買わずに入り浸る日が続きました(笑)。
——— 店員さんも驚いたでしょうね。こんな美女がDAWを求めて通いつめるなんて。
並木 そのときのことはよく憶えています。店員さんの話をメモって、帰ってネットで調べたりして(笑)。いま思うと迷惑な客でしたね。
——— 慎重な性格なんですね。
並木 そうかも。あと家に帰ってから、よくネットの掲示板で質問したりしました。そうしたら“半年ROMってから来い”とか怒られたり(笑)。でも中には教えたがりの人もいて、けっこう勉強になりました。それで1ヶ月後くらいに、SteinbergのCubaseを買ったんです。
——— いろいろソフトはあったと思うんですが、その中からCubaseを選んだのは?
並木 パソコンでの曲作りに興味を持つきっかけとなった人が、Cubaseを使っていたからです。
——— Cubaseと一緒に鍵盤とかも買われたんですか?
並木 シンセサイザーは持っていたんですよ。事務所の社長が誕生日にプレゼントしてくれて。けっこう大きい、Fantomというやつを。
——— ローランドのFantom! それをノート・パソコンに繋げて。
並木 最初はノート・パソコンを使ってたんですけど、いろいろ入れていたら容量が足りなくなってしまったので、その後新しいパソコンを買いました。いまはMacなんですけど。
スピーカーで鳴らしたときに、薄っぺらい音でショックを受けたことがあって、音圧の本を買って勉強したり、ネットでいろいろ調べたり
——— Cubaseって、けっこう難しいソフトだと思うんですが、すぐに使えました?
並木 いや、難しかったですね。私、適当に触って覚えていくタイプではなくて、最初にちゃんと調べたくなる人なんですよ。だからパソコンの中に説明書が入ってるじゃないですか。難しかったんですけど、あれを見ながら覚えていきました。
——— MIDIで打ち込んで?
並木 そうです。ドラムとか、今はループを使うこともあるんですけど、最初はぜんぶ自分で打ち込んでいたんですよ。上手く打ち込むコツを知りたくて、解説本とかも買いました。
——— 最初は打ち込んでいたということは、いまはループを貼っていく感じ?
並木 今は打ち込みとループを組み合わせてます。ぜんぶは打ち込んではないですね。ループに関しても、単に貼り付けただけでは自分的に気持ち悪いので、切ったり貼ったりしています。
——— 本格的ですね。いまではもうイメージどおりに曲作りができていますか?
並木 最初はぜんぜんダメだったんですけど、いまはだいぶイメージに近づけられるようになったと思います。最初はスピーカーを使わずに、ヘッドフォンだけで作っていたんですよね。それで、“わ、メチャカッコいいのできた!”と思って、事務所に持って行って人に聴かせたんですけど、すごく薄っぺらい音でショックを受けたことがあったんです。“なに、この気持ち悪い音?”って。やっぱり、ヘッドフォンで大音量で聴いていると、大したことない音でもカッコよく聴こえちゃうものなんですよね。それでショックを受けて、音圧の本とかも買ったりしましたよ。
——— 音圧の本!
並木 けっこうそういう本を見たり、ネットで調べたりするのが好きなんです(笑)。
——— Cubaseを買って、いきなりオリジナルの曲を打ち込み始めたんですか?
並木 そうです。でも、曲を作るのは楽しかったんですけど、最初は自分の声がすごく嫌でした。何度録り直しても好きになれなかったんですが、そんなことを繰り返しているうちに、ようやく客観的に聴けるようになってきて。
——— オリジナルの曲はどんな感じの曲が多かったんですか?
並木 ふわふわした曲だったり、流行りの曲調だったり。あと歌が入ってない曲もけっこう作りましたね。私、ゲームが好きなので、ゲーム音楽も大好きだったんですよ。だからああいうピコピコした感じの曲も作りました。そうやって作った曲を、自分の“Vの作品”(アダルト・ビデオのこと)で使ってもらったりもしましたよ。監督に使ってくださいとお願いして(笑)。
——— そして2011年、『トキメキ☆インストール』でソロ・デビューを果たすわけですね。
並木 詩も曲も自分で書いて、とても楽しかったですね。でも、その後のライブが最悪でした。練習していた30%くらいしか出せなくて、緊張しすぎて声が出なかったり、歌詞を忘れてしまったり……。自分で書いた歌詞なのに。ライブって、こんなにプレッシャーを感じるんだってことがわかって、その後はひとりでカラオケに行って練習したりしました(笑)。あとはネットで緊張しない方法とか、歌詞を憶える方法とかを調べたりしましたね。調べるのが好きなので(笑)。
——— 『トキメキ☆インストール』はアップテンポのアニソンみたいな曲調でしたが、最近はどんな音楽を聴いてるんですか?
並木 最近は歌が入ってる音楽はほとんど聴いてなくて、ジブリのサントラとかばかり聴いてます(笑)。なんだろう、ジブリの映画って、私にとってはその時々の思い出が詰まった作品なんですよね。だから音楽を特別気に入っているとか、そういうことではないんですけど。
——— 普通の歌ものは聴かないんですか?
並木 カラオケについていける程度に聴いてます(笑)。あ、あとはYouTubeとかに投稿されている作品もよく聴きますよ。私、メチャクチャYouTubeが好きなんですよ。何か新しくて楽しいなぁって。いまとなってはそんなに新しくもないのかもしれないですけど。
——— この人のCDはぜんぶ持ってるというアーティストはいますか?
並木 いないですね……。特別大好きという人はいないです。
音源がたくさんあると、曲作りがつまらくなる(笑)。CubaseとFantomだけで制約があったときの方が楽しかった
——— ずっとCubaseとFantomで曲作りをしているんですか?
並木 Cubaseを買って1年くらいした後に、また楽器屋さんに行って、20万円ぶんくらい一気にソフトを買いました。
——— 20万円ぶんのソフト!
並木 何か新しい音が欲しくなって。店員さんからはすごくヘンな女の子に見られたと思うんですけど(笑)。ベースとかドラムの音源と、あとは音を編集するソフトも……。
——— 何ていうソフトか憶えてます?
並木 確かウェーブ……
——— WaveLab?
並木 そうそう、WaveLab(笑)。ベースの音源は、Trilogyというやつですね。そういうのをいっぱい入れて、しばらくは曲を作らずに、音を鳴らして楽しんでました。“お〜!”みたいな(笑)。そんな日々がしばらく続いて。でも、しばらく使ってみて思ったのは、音源がたくさんあると、曲作りがつまらくなるなということ。CubaseとFantomだけで制約があったときの方が楽しかったんですよ。
——— それはみんな言いますね。
並木 あ、やっぱりそうなんですか? いろいろ音源を試してみたんですけど、結局使う音って限られちゃうんですよね。あと、選んだ音をそのまま使うのではなくて、自分でちょっといじって良い音にする方が私は合っているんです。たくさんある音の中から選ぶのって、それだけで疲れちゃうんですよ。でも、人の話も気になるので、みんなが“あの音源がいい!”とか騒いでいるものがあったら、楽器屋さんに見に行くと思います。たぶん(笑)。
——— 現在お使いの機材をおしえてください。
並木 パソコンはMacBook Proで、Cubaseはバージョン7です。知り合いでLogicを使っている人がいるので、Logicもいいなぁと思ったんですけど、“Logicは感情型のソフトだから、キミには合わないよ”と言われてしまって(笑)。
——— 感情型?(笑)
並木 私もよく意味がわからないんですけど(笑)。そんなこと言って、ズルいなぁって思いました。でも、ずっとCubaseを使ってきたので、いまからLogicに移るということはないと思います。あとはFantom-X6とコルグのMIDIキーボードがあって、パソコンにはLennarDigital Sylenth1やNative Instruments Massive、フリーのソフト・シンセが入ってます。DJ関係の機材も持ってますね。
——— アーティスト写真では、コルグのKAOSSILATOR PROやNovationのLaunchPadと一緒に写っていましたが、あれは並木さんの持ちものですか?
並木 私のではなくて、カメラマンさんの持ちものです。でも、撮影現場でちょっと触って、ちょっと欲しいなぁって思いました。最近は、ちっちゃいKAOSSILATORに興味があります。
——— 本当は並木さんのご自宅の音楽制作スペースを取材できたら最高なんですけど、パソコン周りはどんな感じですか?
並木 もうかわいくないですよ。ゲーマーなので、プレステとかゲーム機がたくさんあるので。“線”がすごいんですよ。
——— “線”?
並木 あ、“線”じゃなくてコードですね(笑)。最近はちょっと片付いたんですけど、もともと部屋の片付けがヘタなので、一時期はコードがグチャグチャで気持ち悪い部屋になってました。
音楽に関しては、自分が楽しみたいという気持ちの方が大きい。だから職業として音楽をやるのはダメですね(笑)
——— Milky Pop Generationについてもお話を訊かせてください。Milky Pop Generationは、アーティストが全員、第一線で活躍しているAV女優さんというとてもユニークな音楽レーベルです。最初にこの話が来たとき、どんな感じだったのでしょうか。
並木 お話をいただいたとき、ちょうど音楽が嫌になっていた時期だったんですよ……。聴きたくないし、作りたくもないという。だからどうしようかなと思ったんですが、“何でもいいので、並木さんのやりたい曲をやりましょう”と言ってくれたので、それだったらいいかなと。
——— ぼくも最初、Milky Pop Generationはしっかりとしたプロデューサーがいて、AV女優さんたちは出来上がった曲を歌っているだけなのかなと思っていたんですが、実際はまったく違うらしいですね。楽曲もビジュアルも、すべて女優さんたちのアイディアを元に作られているという。
並木 私も最初、ただ歌うだけだと思っていたんですよ。そうしたら“何でも好きなことをやっていい”と言われたので、せっかくなので普段自分がやらなそうな曲をやりたいなと。具体的には、ロック系の曲をリクエストしたんです。それだけでなく、調子にのって“打ち込みではなく生音でやりたい”とか、いろいろリクエストしてしまいました(笑)。一緒にYouTubeを見てもらって、“こういう音を入れたい”とか。
——— 最初の作品『Voyage』には、並木さんが書かれた曲は入ってないんですね。
並木 そうです。でも2枚目の『to believe』には、私が作った曲も入っています。けっこう前に作った曲なんですけど、ストックの中から気に入ったものを選んで。でも、アレンジに関してはぜんぶ自分だけではできないので、プロの方にお願いしました。
——— 楽曲のストックがあるんですね。
並木 そうですね。短いのも合わせると、100曲いかないくらい……。
——— すごい!
並木 でも曲って、作った直後はすごくいい曲ができたと思っても、しばらく経ってみるとよくなかったりするじゃないですか。Milky Pop Generationの2枚目は、改めて聴き直して、まぁまぁだなと思えるやつを提出しました(笑)。それはけっこうシンプルなピアノ音源で作った曲で、メロディ重視な感じ。自分の中ではちょっと珍しいタイプの曲なんですけど。
——— Milky Pop Generationのレコーディングは、大きなスタジオで行われたみたいですね。
並木 前のCD(『トキメキ☆インストール』)もレコーディング・スタジオで録ったので、初めてではなかったんですけど、やっぱり大きくてきれいなスタジオだとテンションが上がりますね。小さなプライベート・スタジオみたいなところで作業するのも好きなんですけど。
——— 大きなスタジオですと、見ている人が多くて緊張しませんか?
並木 私、ライブはもの凄く緊張するんですけど、スタジオではそんなに緊張しないんですよ。みんな一緒に作っているスタッフですしね。ライブだと、なぜかお客さんがみんな敵に見えてくる(笑)。もちろん、そんなわけはないんですけど、何かじっと私のことを見て、ジャッジされているような気がして(笑)。でも、いつまでもそんな感じだとライブを楽しむことができないので、早く緊張せずにできるようになればいいなと思っています。一生懸命練習して、最高のものをお見せできるようになりたいですね。まだまだ初心者なんですけど……。
——— 自宅でひとりで作る音楽と、スタジオでたくさんのスタッフが集まって作る音楽ではやはり違いますか?
並木 違いますね。いちばん違うなと思ったのは、録った直後に“いまの、どうでした?”と人に意見を訊けるところ。それがめちゃくちゃいいです。もちろん、家でひとりで作ったときも、それを人に聴いてもらって意見を訊いたりするんですけど……。それがすぐに訊けるというのが。実際にやってみて、レコーディングって楽しいなって思いましたね。
——— 2枚とも素敵なジャケットですね。
並木 『トキメキ☆インストール』のときはジャケットもぜんぶ自分で決めたんですけど、今回はカメラマンさんやデザイナーさんにお任せしています。プロの人がやるとどういう感じになるんだろうというのが見たかったんですよ。
——— そういうビジュアル面も含め、セルフ・プロデュースと他の人に委ねてしまうやり方と、どちらが自分には合っていると思いますか?
並木 うーん、どうだろう……。人に作ってもらった曲を歌うときは、普段の仕事と似ているというか、作った方のイメージを演じている感じで、それも嫌いじゃないんですよ。でも自分でやるのも好きですし……。どっちも楽しいですね。
——— Milky Pop Generationの他の女の子の作品はチェックしてますか?
並木 もちろんです。どんな風に作っているのかは見てないので知らないんですけど、出来上がった作品を聴いてみるとビックリしますね。この子がこんな感じになるんだって。みんなの違った魅力がわかる本当に良い企画だなと思っています。
——— 今後はどんな音楽活動をしていきたいですか?
並木 Milky Pop Generationもやっていきたいですけど、作家として人に楽曲を提供していきたいなと思っているんですよ。いま、事務所を通じていろいろお話もさせていただいているので、これから徐々にやれたらいいなと思っています。あとはDJもやってみたいですね。
——— クラブは行きます?
並木 まぁまぁ行きます。クラブでは、アゲアゲな感じの曲が好きですね。
——— 楽曲のストックもたくさんあるわけですし、作家としての活動はいいかもしれないですね。
並木 でも、ストックの中から人に提供したりはしたくないんです。やっぱり、歌い手を見てから曲を書きたいですね。
——— それで当たれば、夢の印税生活へ……。
並木 私、すぐにいろいろ考えちゃうので、音楽とお金の関係についても考えた時期があったんですよ(笑)。でも、音楽に関しては、自分が楽しみたいという気持ちの方が大きいですね。お金を稼ぐために、自分のやりたいことを曲げたくはないんです(笑)。だから職業作曲家としてはダメですね。音楽を仕事にできる人って、どんなタイプの曲でも苦労なく作っちゃうじゃないですか。あれってやっぱりすごいなぁと思うんですよ。私は自分が楽しめる曲しか作れないので、音楽を仕事にするのは向いてないですね(笑)。
——— 本日はお忙しいなか、ありがとうございました。ICONはこれからも応援し続けます!
来たる5月31日(土)、並木優さん出演の『みるじぇねアンプラグドライブ』が開催! 並木優さんと一緒に写真が撮れる撮影タイムもあり!
来たる2014年5月31日(土)、並木優さん出演のライブ・イベント『みるじぇねアンプラグドライブ』が開催。場所は東京・新宿のLEFKADAで、なんとCDあるいはグッズの購入で、サインやチェキ撮影の特典があるとのこと。お時間のある方はぜひ!
日時:2014年5月31日(土)17:00会場/18:00開演
会場:LEFKADA(東京都新宿区新宿5-12-4)
料金:男性:前売3,500円、当日4,000円(ドリンク別)/女性:前売1,000円、当日1,500円(ドリンク別)
詳細:Milky Pop Generation http://milky-pop.com/event.html