MUSIKTECHNIK

IK Multimedia、Neveのマイク・プリアンプ/EQの名機を忠実にモデリングした新製品、「EQ 73」と「EQ 81」をリリース

IK Multimediaが、T-RackS Custom Shop用の新しいモデル、「EQ 73」と「EQ 81」をリリースしています。

IK Multimedia - T-RackS Custom Shop EQ73 EQ81

「EQ 73」と「EQ 81」は、その名のとおりNeveの名機、1073と1081を忠実にモデリングした製品(IK Multimediaが公式に“Neveのモデリング”と謳っているわけではありませんが、間違いないでしょう)。IK Multimediaによれば、EQ部だけでなく、マイク・プリアンプ部(インプット・ステージ)の“ふるまい”も忠実にモデリングしたとのこと。「EQ 73」は、ロー・シェルフ、ミッド/プレゼンス・ピーク、ハイ・シェルフの3バンド仕様で、「EQ 81」は、ピークEQに切替可能なロー・シェルフ、ハイ・シェルフ、2バンドのピークEQと、ハイパス/ローパス・フィルターを組み合わせた仕様になっています。

IK Multimedia - T-RackS Custom Shop EQ73 EQ81

T-RackS Custom Shop – EQ 73

IK Multimedia - T-RackS Custom Shop EQ73 EQ81

T-RackS Custom Shop – EQ 81

これまで、Neveのマイク・プリアンプ/EQをモデリングしたプラグインは多数登場してきましたが、IK Multimediaの「EQ 73」と「EQ 81」がすばらしいのは、周波数とゲインが独立したエンコーダーで備わっているところ。ご存じのとおり実機の周波数とゲインは、同軸のリング形式で備わっているわけですが、これをプラグインのUIでもそのまま再現したものは、操作性/視認性ともにあまり良くなかったのです。実機のパネル・デザインを踏襲することにこだわらず、操作性/視認性の良さを追求したこのUIは、きっと高く評価されるのではないでしょうか。もちろん、エンコーダーの形状などのデザインやカラーリングは、一目でNeveとわかる実機のそれを踏襲しています。

「EQ 73」と「EQ 81」は、それぞれ79.99ユーロ/Gear Credit 100ポイントで販売中。プラグインを動作させるのに必要となるT-RackS Custom Shopは、無償でダウンロードすることができ(Classic EQと各種Meteringモデルが付属)、「EQ 73」と「EQ 81」は購入前に14日間試用することができます。T-RackS Custom Shopは、Mac/Windows両プラットホームに対応し、プラグイン・フォーマットは、VST/AU/RTAS/AAX Nativeをサポート。32bit/64bitに対応しています。