MUSIKTECHNIK

TDR、4種類のEQモデルと4種類のアウトプット・ステージを切り替えられる高機能/高性能なEQプラグイン、「SlickEQ」の無償配布を開始…… Mac/Windows両対応!

TDR(Tokyo Dawn Records)が新開発のプラグイン、「SlickEQ」の無償配布を開始しています。

TDR - SlickEQ

「SlickEQ」は、 Variety of Soundとのコラボレーションによって誕生したEQプラグイン。TDRによれば、簡単に扱うことができ、音楽的な柔軟性と申し分のない音質を兼ね備えたミックス/マスタリング用のEQとのことです。

「SlickEQ」は、 ハイパス・フィルター付きの3バンド・セミ・パラメトリックEQで、ハイとローはシェルビングとピークを切り替え可能。これだけだったらシンプルなセミ・パラメトリックEQに過ぎませんが、「SlickEQ」ではまったく異なる4種類のEQモデル(American、British、German、Soviet)を切り替えることができ、さらには4種類のアウトプット・ステージ(Linear、Silky、Mellow、Deep)も選択できるようになっています。アウトプット・ステージは、リニアの“Linear”以外の3種類は、それぞれ異なるアルゴリズムでサチュレーションする仕様になっているのも特徴。4種類のEQモデルと合わせ、かなりサウンドの幅が広いEQプラグインと言えそうです。

また、最終段にはオート・ゲイン・コントロール機能も搭載。これをオンにしておくことで、EQの設定によって変動した出力レベルを自動的に調整することができます。

Webサイトに記されている「SlickEQ」の主な特徴は以下のとおりです。

● 直感的に操作でき、なおかつ柔軟に設定できるセミ・パラメトリックEQ

● 優れた操作性のモダン・ユーザー・インターフェース

● 64bit“Delta”マルチレート処理

● 3基のパラメトリックEQとは独立した18dB/Oct仕様のハイパス・フィルター

● “American”、“British”、“German”、“Soviet”というまったく異なる4種類のEQモデルを搭載

● “Linear”、“Silky”、“Mellow”、“Deep”の4種類のアウトプット・ステージを切り替え可能

● Variety of Soundが設計した高度なサチュレーション・アルゴリズム“Stateful Saturation”

● 音楽的でよく利くオート・ゲイン・コントロール機能

● サチュレーション・アルゴリズムを含むオーバーサンプリング・シグナル・パス

● ステレオとSum/Differenceの2種類のプロセッシング・モード

● アンドゥ/リドゥ、A/B比較、高機能なプリセット管理などを備えたツールバー

無償とは思えない仕様の「SlickEQ」。Mac/Windows両対応で、VSTとAUをサポートしています。