MUSIKTECHNIK

Musikmesse 2014: Waldorf、テーブルトップ筐体のストリング・シンセサイザー「Streichfett」を発表との情報

Waldorfが今月12日に始まるヨーロッパ最大の楽器の展示会、Musikmesse 2014(ドイツ・フランクフルト)において、新製品「Streichfett」を発表するようです。ドイツの音楽制作情報サイト、Sequencer.deが伝えています。

Waldorf Streichfett

Image via Sequencer.de

「Streichfett」は、70年代から80年代初頭にかけて人気を集めたストリング・シンセサイザーを、テーブルトップ・スタイルの筐体で音源化した製品。好評のRocketや、NAMM Showで発表された2-poleと同じデザインが採用されています。

「Streichfett」は、完全ポリフォニックの“STRINGS”セクションと、モノフォニックの“SOLO”セクションという2種類の音源を搭載。“STRINGS”セクションでは、Violin、Viola、Cello、Brass、Organ、Choirという6種類のプリセットを選択でき、さらにセカンド・レイヤーとして、ViolaあるいはViolinの音色を重ねることが可能。“SOLO”セクションでは、Bass、E-Piano、Clavi、Synth、Plutoという5種類のプリセットを選択することができます。ストリング・シンセサイザーに欠かせないEnsemble(“STRINGS”セクションにのみ機能)をはじめ、Tremolo(“SOLO”セクションにのみ機能)、Animate、Phaser、Reverbといったエフェクトも搭載。また4種類×3バンク=計12種類の音色をメモリーすることも可能になっています。

「Streichfett」の主な機能は以下のとおりです。

● 完全ポリフォニック仕様の“STRINGS”セクション。Violin、Viola、Cello、Brass、Organ、Choirという6種類のプリセットを選択可能

● “STRINGS”セクションには、セカンド・レイヤーとしてViolaあるいはViolinの音色を重ねることが可能

● “STRINGS”セクション専用のEnsembleエフェクト

● CrescendoとReleaseを設定できるストリング・サウンド用のエンベロープ・ジェネレーター

● モノフォニック仕様の“SOLO”セクション。Bass、E-Piano、Clavi、Synth、Plutoという5種類のプリセットを選択可能

● “SOLO”セクション専用のTremoloエフェクト

● 2種類のプリセットを選択できる“SOLO”セクション用のエンベロープ・ジェネレーター。AttackとDecay/Releaseは可変可能

● Animate、Phaser、Reverbを切り替えられるエフェクト・セクション

● “STRINGS”セクションと“SOLO”セクションのレイヤー/スプリット・バランスを即座に変更できるBalanceノブ

● レイヤー/スプリットを切り替えられる“SOLO”セクション

● 4種類×3バンク=計12種類の音色をメモリー可能

「Streichfett」は、ステレオのオーディオ出力、ヘッドフォン出力、MIDI入出力、USB(MIDI用)の各端子類を装備。Sequencer.deによれば今春発売予定とのことで、価格は279ユーロとのことです。