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無償で利用できる13種類の波形編集ソフトウェア
テック系のニュース・サイト：Mashableが、“13 Best Free Audio Editors”というタイトルで、無償で利用できる13種類の波形編集ソフトウェアを紹介しています。この記事を読んでいる方はきっとDAWソフトウェアを1本は持っていると思いますが、ちょっとした編集を行う際には、意外と重宝する波形編集ソフトウェア。気になるものがあれば、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
1：Acoustica Basic Edition
Windows用の高機能な波形編集ソフトウェア。録音、編集、ミキシング、マスタリング、バッチプロセッシングなど、波形編集ソフトウェア基本的な機能はひととおり装備。マルチトラック編集やオフライン解析、ノイズ除去といった機能が追加された有償版も用意されています（Standard Editionは39.9ドル、Premium Editionは119.9ドル）。
2：Audacity
言わずと知れたオープンソースの波形編集ソフトウェア。機能も十分、Mac／WindowsだけでなくLinuxにも対応し、日本語版も用意されています。MP3、WAV、AIFF、OGGなど幅広いファイル・フォーマットに対応。
3：Audiotool
TR-808やTR-909、TB-303ライクなソフト・シンセやエフェクターを自由に繋ぎ合わせて音楽制作が行えるWebアプリケーション（Webブラウザ上で動作するソフトウェア）。いわゆる波形編集ソフトウェアではないものの、読み込んだサンプルの編集が行えるからか取り上げられています。本物のハードウェアをケーブルで接続するかのようなグラフィカルなユーザー・インターフェースが大きな特徴。作成した楽曲は、MP3ファイルとして書き出すことも可能です。
4：Tunekitten Audio Editor
Google Chrome上で利用できるユニークな波形編集ソフトウェア。Audiotoolとは違い、Flashベースのアプリケーションではなく、JavaScriptで書かれたアプリケーションとのことです。直接音声を録音することはできないものの、フェード・イン／フェード・アウトといった基本的な編集機能は装備。AVI、MP3、OGG、WAVといったファイル・フォーマットをサポートしています。
5：MP3 Cutter
名前のとおり、MP3ファイルの切り貼り編集が行える波形編集ソフトウェア。MP3だけでなく、ビデオを含めると40種類以上のフォーマットに対応。フォーマット変換も行えるほか、ビデオ・ファイルから音声データをMP3ファイルとして書き出すことも可能。オーディオ／ビデオ・ファイルから携帯電話用の着信音を作成する機能も装備。Windowsのみの対応。
6：MP3Gain
いわゆる波形編集ソフトウェアではなく、読み込んだ複数のMP3ファイルの音量を均一に揃えるためのソフトウェア。Webサイトの解説によれば、単にノーマライズ処理を実行しているのではなく、音声データを解析して、適切な音量を決めているとのこと。デコード／エンコードせず、MP3ファイルに直接処理を行うため、音質の変化が皆無な点も特徴。より高機能な「MP3Gain Pro」という上位バージョンもあり（こちらは有償）。Windowsのみの対応で、日本語版も配布されているもよう。
7：Online Audio Joiner
Webブラウザ上で利用できるFlashベースのアプリケーションで、複数のオーディオ・ファイルを1本のファイルに統合することが可能。MP3、WAV、WMA、M4A、OGGなど、さまざまなフォーマットのファイルを読み込むことができ、各ファイルのクロスフェードやインターバルなどを設定して、簡単に1本のファイルへと統合することができるとのこと。750MBの範囲であれば、読み込むオーディオ・ファイルの数に制限無し。開発元の123appsは、他にも「Online Audio Cutter」や「Online Audio Converter」といったFlashベースのオンライン・オーディオ編集サービスを提供中。
8：Reaper
ヨーロッパでは絶大な人気を誇る有名なDAWソフトウェア。30日間は無償で使えることから取り上げられているのか、正確には有償のソフトウェアです。Mac／Windows両対応。価格は225ドルで、個人利用または年間収入2万ドル以下の商用利用の場合は、60ドルのディスカウント価格で購入することができます。
9：WavePad
Mac／Windowsだけでなく、iPhone／iPad／Android／Kindleといった端末にも対応した高機能波形編集ソフトウェア。FFTによるスペクトラム・アナライズやスピーチ・シンセシス、ボイス・チェンジャーといったユニークな機能も搭載（これらの機能が無償版でどこまで使えるかは不明）。有償ながら、より高機能な“Master’s Edition”（129ドル）、“Standard Edition”（70ドル）も用意されています。
10：WaveShop
Windows用の波形編集ソフトウェアで、Webサイトでは“Bit-perfect”である点を大きく打ち出しています。編集作業を行っても、処理を実行した箇所以外のサンプルは一切改変しないとのことで、マスタリングなどのデリケートな作業に適したソフトウェアと言えそうです。かなり機能も豊富のもよう。
11：Wavosaur
Windows用の高機能な波形編集ソフトウェアで、バッチ・コンバートやリアルタイム・エフェクト処理、マルチチャンネルWAV、VSTプラグイン、ASIOドライバなどにも対応。ファイル・サイズが約225KBと小さい点も大きな特徴で、現在も積極的に開発が行われているようです。
12：Fission
Mac用の高機能な波形編集ソフトウェア。高速な動作と、MP3やAACのような圧縮フォーマットの編集時も、劣化の少ないエディットが可能な点が特徴とのこと。WAV、AIFF、AAC、Apple Lossless、MP3、FLACといった幅広いファイル・フォーマットに対応、もちろん変換も可能。現在も積極的に開発が行われており、最新バージョンはRetina Displayもサポートしたようです。
13：Nero WaveEditor
基本的な機能を備えたシンプルな波形編集ソフトウェアで、非破壊編集にも対応。WAV、AIFF、MP3、MP4、WMA、AC3、OGG、NWFといった幅広いファイル・フォーマットをサポートしています。Windowsのみの対応ですが、日本語版や日本語マニュアルも提供されているようです。
