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コンピューター無しにプラグインが使用できる“スタンドアローンVSTプレイヤー”、SM Pro Audio「V-Machine」が29400円で国内販売開始

タックシステムが、豪SM Pro Audio社のスタンドアローンVSTプレイヤー、「V-Machine」の国内販売を開始しています。「V-Machine」は、以前も日本に輸入されていましたが、SM Pro Audio社の国内代理店がタックシステムに変わり、あらためて輸入/販売されることになりました。

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「V-Machine」は、スタンドアローンでVSTプラグイン/VSTインストゥルメントを動作させることができる、ユニークなハードウェア。あらかじめ好みのエフェクトや音源をロードしておけば、コンピューターを使用することなくVSTプラグインを使うことが可能になります。

「V-Machine」は、コンパクトな筐体に1GHzのCPUと1GBのIDEフラッシュ・ストレージ、そして512MBのメモリを搭載。端子類は、ステレオ・オーディオ出力(フォーン)、ステレオ・オーディオ入力(ステレオ・ミニ)、ヘッドフォン出力、MIDI入力、3基のUSBポートを備えています。USBポートは、いずれもUSB-MIDIクラス・コンプライアント対応で、1基がコンピューターとの接続用(Type B端子)、2基がMIDIデバイスやUSBストレージとの接続用(Type A端子)という構成。USBポートに装着したUSBメモリから、ソフトウェア・サンプラーへのストリーミング再生も可能になっています。

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「V-Machine」に読み込めるのは、Windows用のVSTプラグイン/VSTインストゥルメントで、USBポート経由でコンピューターやUSBメモリ/ハードディスクからロードすることができます。残念ながら、すべてのVSTプラグイン/VSTインストゥルメントに対応しているわけではなく、使用できないものも少なくないのですが、Native InstrumentsやIK Multimediaといった著名メーカーの代表的なプラグインはほとんどサポート。プラグインの互換リストは、SM Pro Audio社のWebサイトで公開されているので、購入前に好みのプラグインが動作するか確認することもできます。なお、「V-Machine」にはIK Multimedia SampleTank 2.5SEをはじめ、多数のプラグインがプリ・インストールされているので、ユーザーは購入後直ちに使い始めることが可能。さらには、専用のVFXホスト・ソフトウェアを使用することで、複数プラグインによるチェーン/レイヤー/スプリットなどの組み合わせを作成することもできます。

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ライブでVSTプラグインを使用したいという人はもちろん、スタジオで定番のプラグインを常に使用できるようにしておきたいという人にも最適な「V-Machine」。価格は39,900円(税込)で、6月末までの販売記念価格として現在、29,400円(税込/台数限定)で販売されています。

タックシステム: SM Pro Audio V-Machine

http://www.tacsystem.com/Special_Edition/Smpro_vm.html

SM Pro Audio: V-Machine Compatibility list

http://www.smproaudio.com/index.php/en/products/v-machines/wizard-file-database