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コルグ 新製品発表会で注目のMS-20 miniをチェック、デモ・ムービーを撮ってきました

コルグは本日(2013年2月6日)、先日のNAMM Showで発表した新製品の内覧会を開催。注目のMS-20 miniを中心にチェックしてきました。

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オリジナル機の開発者が完全に監修したというMS-20 mini。コルグ 商品企画室の坂巻氏いわく、「中古市場でどんなに状態の良いMS-20を手に入れたとしても難しい、“35年前の新品のMS-20のサウンド”が堪能できる」とのことです。

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Twitterで筐体の材質について質問があったので確認してみたところ、「オリジナル機と同じ鉄板製で、底も鉄板。サイド・パネルとキーボード左側のホイールの部分だけプラスチック製で、これもオリジナル機と同様」とのことでした。

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MS-20 “mini”ということで、microKORGなどと同じミニ鍵盤をイメージしている人も多いと思うのですが、実際は新しいタイプ(サイズ)のミニ鍵盤が使われているとのこと。普通のミニ鍵盤と比べて縦が長いため、弾きやすくなっているそうです。

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マニュアルとセッティング・チャートは、なんとオリジナル機とほぼ同じものが付属。これもTwitterで質問があったのですが、オリジナル機に付属していた日本語の機能解説フィルム(パネルに装着して使用する)は、残念ながら付属しないとのこと。なんでもこのフィルム、コルグに残っていなかったそうです。でもコルグ的にはこれも再現したいという想いがあるらしく、今後もしかしたらもしかするかもしれません。

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なんと箱までオリジナル機を再現。違いは、京王技研がKORGになっている点くらいとのことです。

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箱を持ち上げるコルグの坂巻氏。

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MS-20 miniは、専用のソフト・ケースも用意されるとのこと。これはオプションで、価格は未定とのことです。できれば、オリジナル機と同じようなハード・ケースが欲しかったところですが、あれはかなりの台数が出ないと厳しいとのことでした。ということは、もし大ヒットすれば、ハード・ケースの復刻もある!?

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というわけで、坂巻氏によるデモンストレーション動画を2本撮影してきましたので、ぜひご覧ください。NAMM Showではヘッドフォンでしか音が聴けなかったのですが、スピーカーで聴くと、改めてその音の良さを実感します。

もちろん、今回の内覧会にはMS-20 mini以外の新製品も展示されていました。注目は、やっぱりKingKORG。今はMS-20 miniの陰に隠れてしまっている感じがしますが、じわじわ評価が高まってくるタイプの製品だと思います。先日のNAMM Showでも、プラグイン・メーカーの人とかが「KingKORG、弾いた? ありゃ凄い音が良いぞ」と言っていました。残念ながら動画撮影は不可でしたが、今日のデモンストレーションでも、その音の良さは十分伝わってきました。実売10万円以下と安価な点も注目です。

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コルグ: MS-20 mini

http://www.korg.co.jp/Product/Dance/MS-20mini/

コルグ: KingKORG

http://www.korg.co.jp/Product/Synthesizer/KingKORG/