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Thunderboltを搭載したWindows PC、来年4月に発売？
AppleInsiderが伝えるところによると、IntelはPCメーカーに対し、来年4月にThunderboltの技術情報を完全に公開すると伝え始めたようです。先週火曜日、PCメーカー内部の人間がDigiTimesの記者に対して話した情報として伝えています。
この記事によると、PCメーカーの内部の人間は第一線のPCメーカー数社が、Thunderbolt対応のマザーボード、ノートPC、デスクトップPCをリリースに向けて準備していると語ったそうです。具体的には、Gigabyteが来年4月のリリースに向けてThunderbolt対応のマザーボードの開発を進め、またソニーとAsusも同社製品にThunderboltを搭載するべく準備を進めているそうです。
また、この記事には興味深い情報がいくつか含まれています。まず第一に、今年はAppleのみがThunderbolt対応のコンピューターをリリースしたのは、IntelとApple、両者の「Thunderboltの標準化を推進する」という共通の思惑によるものだそうです。今年1年かけてThunderboltの標準化の作業はほぼ完了し、またその間、Appleのみが対応コンピューターをリリースしたことによって、同技術への注目が高まるという副次的な効果もあったようです。
さらに興味深かかったのは、今年6月、ソニーはVAIO Zのフル・モデル・チェンジを行いましたが、当初はこれがThunderboltを搭載した最初のWindows PCになる予定だったとのことです（VAIO Z本体と、Blu-ray／DVDを搭載したPower Media Dockを接続するインターフェースに、Thunderboltが採用される予定だったそうです）。しかしソニーがThunderboltとして標準化される前の初期のI/O技術を採用したため、VAIO ZはThunderbolt非対応でリリースされることになったとのことです。
ボチボチ発表／リリースされているThunderbolt対応のペリファラル（RAIDなど）は、FireWireやUSBを採用したものと比べて高価なのがネックになっていますが、Windows PCの世界で採用が進めば、それらの価格が下がることが期待できます。来年は本当の意味でのThunderbolt元年になりそうです。
AppleInsider: Intel’s Thunderbolt reportedly coming to PCs in April 2012
