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ローランド 浜松研究所は、まるで電子楽器の博物館のよう
昨日、ローランドの浜松研究所にお邪魔してきました。浜名湖の畔という素晴らしいロケーションにある同研究所では、ローランド製品の礎となるさまざまな基礎技術の研究・開発が行われています。また1階には、クラシック・コンサートにも対応する音響リファレンス・ホールや、本格的なレコーディング・スタジオなども併設。エントランス付近には、ローランド史を代表する製品群が展示されており、電子楽器好きにはたまらない空間となっています(注:残念ながら、一般には開放されていません)。
というわけでここでは、ローランド浜松研究所1階の展示スペースの写真を紹介することにします。ほんの5分くらいの間に駆け足で撮影したので、肝心なものが写っていなかったりしますが、その点はご容赦ください……。
ローランド版ドンカマチック、ACETONE RHYTHM ACE FR-20。ローランドの前身であるエース電子工業時代の製品です。
これもエース電子工業時代の製品、ACETONE キャナリーS-3。36鍵の電子キーボードで、発音はモノフォニック。電子キーボードでありながら、“TONE COLOR”スイッチやビブラートなど、シンセサイザー的な機能を備えているのが特長です。1962年発売。
ACETONE ELECTRONIC ORGAN TOP-1。エース電子工業時代に発売された電子オルガン。
シンセサイザー、SHシリーズがズラリ。
みんな大好きSH-101。レアな純正ストラップが付いています。
名機VP-330やオルガン/ストリングスのRS-09など……。
ポフォニックのアナログ・シンセサイザー。JUNO-60やJX-8P、Alpha JUNOなど。
D-50をはじめとするデジタル時代のシンセイザーたち。W-30、懐かしい……。
JD-800! カッコ良すぎです。
音源モジュール群。白いMKS-7、いいですね。
比較的最近の製品たち。右上はサンプリング・ワークステーション JS-30。ありましたねぇ。
シーケンサー MCシリーズとSBX-80。下の方が暗くてすみません…… (^^;;
説明するまでもありませんね。
ボス・ブランドのリズム・マシン DRシリーズとSPシリーズ。
同じくボス・ブランドのミキサーとラック・エフェクター。
ギター・シンセサイザー、GRシリーズ。左から2本目のG-707がカッコいい……。
コンピューター・ミュージック関連製品。上の段のシリーズ、懐かしいです。
レアなミュージ郎/ミュージくんの販促用ポスター。イメージ・キャラクターは、六代目中村勘九郎の奥様、前田愛さんでした。
アナログ・コンソールにコンピュ・ミックス機能を付加するRSS COMPU EDITOR CPE-800。かなりレアな機材です。
1990年に発売された革新的なプロセッサー、RSS(Roland Sound Space)。2chで三次元の定位を実現する夢のマシンでした。コア・プロセッサー RSS-8048、AD/DAコンバーター ADA-8024、専用コントローラーといったコンポーネントで構成されます。
入口付近には、System 700やSystem 100、MC-8、MC-4が……。
ローランド様、見学させていただき、ありがとうございました!
ローランド: 製品ヒストリー