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アルミ&ステンレス製筐体のカスタムJUNO-106が登場
’80sシンセサイザーの名機、Roland JUNO-106。その音作りの容易さと、DCOによるピッチの安定性の高さで、いまだに多くのミュージシャンに愛用されています。そしてシンセ・マニアの方ならご存じかと思いますが、人気機種でありながら、中古市場でのタマが潤沢&安価ということもあって、これまで多くのカスタム・モデルが製作されてきました。別カラー・モデル、49鍵のコンパクト・モデル、鍵盤をカットしたXpanderモデル、ラックマウント・モデルなどなど……。そんなJUNO-106に、またまた新しいカスタム・モデルの登場です。
少し前からeBayに出品されている「DeLorean Roland Juno 106」は、Juno-106を金属製の筐体に収めてしまった大変ユニークなカスタム・モデルです。サイド・パネルは1/4インチ幅のアルミ製で、その他の部位にはステンレスが使われているもよう。入念なポリッシングにより、鏡面のような美しい仕上がりになっています。さらには、パネル上のLEDランプとパラメーターが記されたシール(?)の色は自由にオーダーすることが可能のようで、複数の色を組み合わせることもできるようです。
「DeLorean Roland Juno 106」の特徴はそれだけではありません。JUNO-106の唯一のネックである故障のしやすさを踏まえ、内部回路が徹底的にレストレーションされています。メイン基板、電源基板、モジュール基板のレストレーションに加え、最も故障しやすいボイス・チップは簡単に交換できるようソケット・タイプに改造。CPUボード上のバッテリーもリムーバブル・タイプに改造され、新しいバッテリーに換装されて出荷されます。さらにはモジュール基板と端子基板のトランジスターは、サウンド面で評価の高いJUNO-60と同等のものに換装されているとのこと。またオプションとして、アルミ製サイド・パネルのかわりに、メイプル、チェリー、ウォルナット、オークといった木製のサイド・パネルを取り付けることも可能のようです。
なかなか魅力的な仕上がりの「DeLorean Roland Juno 106」。改造費用は$800とのことで、製作期間は約6週間かかるそうです(eBayには即決プライス$800で出品されていますが、この価格にはJUNO-106本体は含まれないので注意が必要です)。残念ながらアメリカにしか配送してくれないようですが、代行業者を使えば問題ないでしょう。興味を持たれた方はぜひ!
eBay: DeLorean Roland Juno 106!!! Modification Stainless Steel & Aluminum