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IK Multimedia、T-RackSのニュー・バージョン「T-RackS Custom Shop」を発表! 5種類の新モデルが追加、CSRも統合されて遂に64bit対応!
IK Multimedia社が、T-RackSのニュー・バージョン「T-RackS Custom Shop(通称:T-RackS CS)」を発表しています。T-RackSのバージョン4にあたる「T-RackS CS」では、AmpliTubeで好評のアプリ内課金システム“Custom Shop”を導入。T-RackS上で新しい“モデル”(エフェクトのこと)を購入し、自由に追加できる仕様になっているのが大きな特徴です。
「T-RackS CS」のリリースに合わせて、新しいモデルも5種類提供されています。その内容は、以下のとおりです。
● British Channel
見てのとおり、英国を代表するミキシング・コンソールのチャンネル・ストリップを再現したモデルです。「えええ、もうお腹いっぱいだよ……」という感じもしますが、IK Multimediaは今回、AmpliTubeで高く評価されている同社のモデリング技術“DSM”と“SCC”を用いることにより、微妙なニュアンスまでも忠実に再現することに成功したとのこと。単純なシミュレーションではなく、入力音の変化にダイナミックに追随するサウンドは、新しい「British Channel」ならではのものとのことです。FenderやOrange、soldanoといった名だたるギター関連メーカーを唸らせた最先端のモデリング技術によって、忠実に再現されたあのミキシング・コンソール。IK Multimediaがどこまであのサウンドに迫ることができたのか、これはちょっと気になりますね。
プロセッサーとしては、ハイパス・フィルター、4バンドEQ、ローパス・フィルター、コンプレッサー、ゲート/エキスパンダーが搭載されています。斬新な色使いのユーザー・インターフェースも要注目です。
● Quad Comp:
4バンド仕様、マルチバンド処理のコンプレッサーのモデルです。シンプルで使いやすいユーザー・インターフェースを備えていますが、今回追加された「British Channel」以外のモデルはすべて同じデザインとなっています。
● Quad Limit:
4バンド仕様、マルチバンド処理のリミッターのモデル。BRICKWALLリミッター機能も備えています。
● Quad Image:
これは注目のモデルです。なんと4バンド仕様、マルチバンド処理のステレオ・イメージャー。このモデルを使用すれば、低域はセンターに引き締めながら、高域のみ左右に広げるといった処理が可能になります。
● De-Esser:
複数のモードを備えたディエッサー・モデル。Quad Comp/Quad Limit/Quad Imageと共通のユーザー・インターフェースですが、このモデルはマルチバンド仕様ではありません。
これがCustom Shopのウィンドウ。AmpliTubeのCustom Shop同様、ここで新しいモデルを購入、追加することができます。BUYボタンの左にあるTRYボタンをクリックすれば、気になるモデルを2日間試すことも可能。Custom Shopの通過であるCreditはもちろん、AmpliTubeと共通です。
また、今回の「T-RackS CS」から、CSR Classik Studio ReverbもT-RackSのモデルとして統合されました。これにより、T-RackSのシェル内でCSRを使用すれば、64bit環境で使用することも可能になります。これはユーザー待望のアップデートと言えるでしょう。また、White 2AやBlack 76といった従来のモデルも、サウンドがリファインされているそうです。
IK Multimedia