ART & DESIGN
光でパターンを読み取り波形を生成……オプティカル・レコード「evil eye」
ベルギーのデザイン・チーム、Indianenが制作中のプロジェクト「evil eye」。さまざまなパターンが印刷された12インチの“オプティカル・レコード”をターンテーブルで回転させ、パターンの変化を専用のオプティカル・センサーで読み取ることにより、オーディオ波形に変換して音を発生させるというシステムです。
いくつかのデモ・ビデオがVimeoにアップされていますので、まずはそれをご覧ください。
ハードウェアのデザインを担当したTim Knapen氏によれば、パターンを読み取るためのペリファラルとしては当初、iPhoneなどのスマートフォンを考えていたそうです。しかし「evil eye」で必要だったのは、光を電圧に変換するための出来るだけシンプルなコンバーターだったので、専用のオプティカル・センサーを使用することにしたとのこと。スマートフォンのカメラは、不要なデジタル処理をしてしまうとのことで、「evil eye」にはいかなるデジタル処理も必要ないとのことです。
ハンドヘルド仕様のオプティカル・センサーを自由に動かせば、即興演奏も行えそうな「evil eye」。今後の展開がとても楽しみなプロジェクトです。
Indianen
http://www.wereldderindianen.be/
via etapes