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ユニークな波乗りイコライザー、SurferEQ
昨日、Sound Radixという新興メーカーがリリースしたSurferEQというプラグインが各所で話題になっています。
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SurferEQは、HPF/LPFを含む7バンド仕様のEQプラグインですが、入力段にピッチ・ディテクターを搭載することで、ソースの基本周波数(Fundamental frequency)に合わせて、EQのフリケンシー・ポイントを自動で補正するという大変ユニークなプラグインに仕上がっています。Sound Radixによれば、ボーカルや楽器音などの基本周波数はピッチによって絶えず変化しているため、従来のフリケンシー・ポイントが固定されたEQでは、あまり効果的な処理が行えていなかったとのこと。しかしSurferEQでは、入力ソースの基本周波数に合わせてEQのフリケンシー・ポイントが自動的に変化するので、EQカーブがそのまま反映された“狙った処理”になるとのことです。
ぼくのヘタな文章で説明しても上手く伝わらないと思いますので、とりあえずこのYouTube動画をチェックしてみてください。その動作は一目瞭然です。
基本周波数を検出するためのピッチ・ディテクターは、1年以上の期間をかけて開発したとのことで、面倒なパラメーターを設定することなく“確実に動作する”とのこと。また、肝となるEQのアルゴリズムは、レコーディングされたソースの質感/エネルギーを引き立てるアナログEQライクな利きになっているとのことです。
かつてないユニークな機能を備えたEQプラグイン、SurferEQ。Mac/Windows両対応で、RTAS/VST/Audio Unitsの各フォーマットをサポートしています。2012年1月1日まで129ドル(約10,000円)という安価なイントロ・プライスが設定されているので、興味がある方はぜひ。デモ版も用意されているようです。
Sound Radix: SurferEQ