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素晴らしく完成度の高い、Mac用モジュラー・シンセサイザー「Audulus」……今ならなんと850円!
アメリカはサンフランシスコに拠点を置く、Subatomic Softwareというデベロッパーが先月から販売を開始した「Audulus」。各所で話題のソフトウェアなので、既に使用している人もいるでしょうが、コレ、かなり良く出来ています。
「Audulus」は、Mac用のモジュラー・シンセサイザーで、Native Instruments ReaktorやCycling ’74 Max/MSPなどと同種のソフトウェア。単機能の“ノード”(Reaktorで言うところのモジュール、Max/MSPで言うところのオブジェクト)をウィンドウ上に配置し、ドラッグ&ドロップによって結線していくことによって、シンセサイザーやエフェクター、各種プロセッサーを自由に作成できるというソフトウェアです。
ノードは9種類のカテゴリーに分類されており、各カテゴリーには様々なノードが含まれています。
● Synth:ADSR/OSC/Sample/Noise
● Midi:MidiCC/Keyboard/Trigger
● Utilities:Patch/Output/Input/ZeroCross/Text/Timer/Time/PolyToMono/Patch
● Plugins
● Metering:Value/Meter/Waveform
● Mixer:Crossfade/Mixer4×1
● Math:Add/Sin/Random/Mod/Mult/Sub
● Level:Constant/Level/EnvFollow/Spline/Mapper
● Effects:HighPass/Filter/Delay/PitchShift/Distortion/LowPass
秀逸なのが、そのユーザー・インターフェースのデザインと挙動で、とても良く出来ています。たとえば、新しいノードを作成するためにウィンドウ上を右クリックすると、9種類のカテゴリーは中心から広がる動きとともにサークルとして現れ、任意のカテゴリー(サークル)をクリックすると、そのカテゴリーに含まれるノードがさらにサークルとして出現。この動きが何とも気持ちよく、“使っていて楽しい”ユーザー・インターフェースになっています。また各ノードのデザインも、Sinevibes製プラグインにも通じる、やわらかくポップな形状/色合いで、同種の他のソフトウェアのような堅苦しい感じがありません。各種操作は、Mac OS Xのマルチタッチに対応しており、実に快適に操作することができます。
スタンドアローン・アプリケーションである「Audulus」ですが、Subatomic Software社のWebサイトにはAudio Unitsプラグイン・シェルがアップされており、ユーザーはこれをダウンロードすることによって、LogicやLiveといったAudio Units対応のホスト・アプリケーション内で、プラグインとして「Audulus」を使用することが可能になります。
非常に良く出来たモジュラー・シンセサイザー、「Audulus」。驚くのはその価格で、現在発売記念価格として、Mac App Storeで850円(!)で販売されています。めちゃくちゃ安いので、気になった方はぜひ試してみてください。
Auduls
Mac App Storeプレビュー: Auduls