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気分転換にどうでしょう? インド音楽の制作に特化したユニークなDAW「Swar Studio」

映画ファンの方ならご存じかもしれませんが、インドの映画産業には「ボリウッド(Bollywood)」という俗称があります(Wikipediaによると、インド・ムンバイの旧称「ボンバイ」と、「ハリウッド」を掛け合わせた造語とのことです。笑)。そしてボリウッドで製作された映画の音楽/サウンドトラックは、「ボリウッド・ミュージック」と呼ばれているのです。

先頃、この「ボリウッド・ミュージック」の制作に特化したユニークなDAWが登場しました。スイスのSwar Systems社が発表した「Swar Studio」は、「ボリウッド・ミュージック」に欠かせないシタールやタブラ、タンプーラといった楽器をソフトウェア音源として、計36種類搭載。“それ風”のMIDIループも100種類以上付属し、インストールした瞬間から「ボリウッド・ミュージック」の制作に没頭できる大変ユニークな仕様になっています。

Swar_Studio

DAWとしてはとてもシンプルなスペックのようですが、オーディオ/MIDIループをドラッグ&ドロップで使用できるLive的な設計になっているもよう。36種類の標準ソフトウェア音源に加え、VST/Audio Unitsプラグインを使用することも可能になっています。もちろん、作成したオーディオ/MIDIデータはエクスポートできるので、他のDAWとの連携も万全と言えるでしょう。

最近TwitterやFacebookを見ると、「メインはPro Toolsだけど、気分転換にStudio Oneも使っている」というプロの方々もいらっしゃるようで、「楽曲やキブンによって、複数のDAWを使い分ける」制作スタイルが徐々にトレンドになっているような印象を受けます。「ボリウッド・ミュージック」を制作したいなんていう人はなかなかいないかもしれませんが(笑)、気分転換にこういう変わったDAWを使うというのはアリかもしれませんね。

「Swar Studio」は、Mac/Windows両対応で、価格は69ドル(安っ!)となっています。

Swar Systems: Swar Studio

http://www.swarsystems.com/SwarStudio/