Feature Image

Feature

Creators Workspace #2:Goh Hotoda 〜 最新鋭の機材が積極的に導入された世界的エンジニアのプライベート・スタジオ 〜

これまで手がけた作品の総売り上げ枚数は実に5,000万枚以上にも及ぶという、世界的エンジニア/プロデューサーのGoh Hotoda氏。マドンナ、ジャネット・ジャクソン、プリンス、チャカ・カーン、デイヴィッド・サンボーン、宇多田ヒカルなど、氏が手がけたアーティストは枚挙に暇がありません。最近では松任谷由実の約3年ぶりとなる新作、『宇宙図書館』のレコーディング/ミックスを手がけ、大きな注目を集めました。

Goh Hotoda Studio

Goh Hotoda氏

Goh Hotoda Studio

階段には多くのプラチナ/ゴールド・ディスクが飾られている

2005年、ニューヨークから帰国後は、自宅の一室に開設されたプライベート・スタジオ、“STUDIO GO AND NOKKO”でほとんどの作業を行っているというGoh Hotoda氏。外光が射し込む半地下のスタジオには、厳選された機材が整然と並んでいます。

日本に戻ってから購入したものもありますが、ニューヨークから持って帰って来たものもけっこうありますね。例えばTeletronix LA-2Aは、Hit Factory(註:ニューヨーク時代、Goh Hotoda氏のホームグラウンドだったレコーディング・スタジオ)で使われていたものです。ヴィンテージNeveのコンソールもそうですね。このコンソールは、もう十分使ったので売却しようと思っているんですよ。興味のある方は連絡ください(笑)。
Goh Hotoda Studio

スタジオ右側に設置されたアウトボード・ラック。右から2番目のラックには、かのHit Factoryで使用されていたというTeletronix LA-2AやPultec EQP-1A、HLF-3Cといったレアな機材がマウントされている。一番右側のラックには、Bricasti Design M7、AMS model dmx15-80 S、Lexicon PCM90、PCM42、TC Electronic TC 2290など、デジタル系機材を収納

Goh Hotoda Studio

ヴィンテージNeveコンソール。売却を検討しているとのことなので、興味のある方は連絡を

Goh Hotoda氏は昨年、“STUDIO GO AND NOKKO”を大幅にリニューアル。スタジオ開設時に導入したというDigidesign ICON D-Controlシステムを手放し、コンソール・デスクを中心としたマスタリング・スタジオ的なセットアップへと移行しました。コンソール・デスクはSterling Modular Plan Seriesで、11U×2列のラック・スペースには愛用のアウトボードがマウントされています。

ここ数年の間にマスタリングの仕事が増えてきたので、Pro Tools用サーフェースではなく、アウトボードを中心としたセットアップに変えようと思ったんです。システムの中心となるマスタリング・コンソールはManley Labs Mastering Backboneで、モニター・コントローラーはDangerous Music Monitorを選びました。モニター・コントローラーに関しては、Grace Design m906やCrane Song Avocet IIAなど、いくつかの機種をじっくり比較したんですが、Dangerous Music Monitorが一番しっくりきましたね。アウトボードは左側が真空管もの、右側がトランジスターものというレイアウトになっています。中でも一番気に入っているのは、Maselecのディエッサー、MPL-2。マスタリング・チェーンの一番最後にインサートしているんですが、もの凄く良いかかり方がします。
Goh Hotoda Studio

コンソール・デスク、Sterling Modular Plan Series

Goh Hotoda Studio

コンソール・デスクには、Manley Labs Variable Mu(Mastering Version)Massive Passive(Mastering Version)、Mastering Backbone、Chandler Limited TG1、Neve 33609/C、Prism Sound MEA-2、Maselec MPL-2、Dangerous Music Monitorといったアウトボード類を収納

Goh Hotoda Studio

コンソール・デスク裏からスタジオを俯瞰したところ

DAWは、レコーディング/ミキシング用のAvid Pro Tools | HDXシステム(HDXカード2枚)と、マスタリング用のSteinberg WaveLab Proを同一のApple Mac Proで使い分けているというGoh Hotoda氏。Mac ProにはUniversal Audio UAD-2 OCTOも装着されており、氏はWavesUniversal Audioのエンドーサーでもあるため、プラグインも大量にインストールされています。またコンソール・デスクには、最近手に入れたというAvid Pro Tools | Dockも置かれています。

フェーダー1本のシンプルなコントローラーですが、やはりフェーダーがあるのと無いのとでは作業効率が全然違いますね。マウスですと画面でチャンネルを探すところから始めなければいけませんが、フェーダーだったら指先でクイッと操作することができますから。
Goh Hotoda Studio

最近導入されたというAvid Pro Tools | Dock

そしてスタジオ・リニューアル時に最もこだわって選定されたのが、AD/DAコンバーターとモニター・スピーカーです。最終的に氏がチョイスしたのは、AD/DAコンバーターがDAD AX32、モニター・スピーカーがOcean Way Pro HR4とAmphion Two18の組み合わせ。Ocean Way Pro、Amphionともに、氏のスタジオが日本初の導入例となります。

AD/DAコンバーターに関しては、Avid Pro Tools | HD I/Oも悪くなかったのですが、自分のミックスのスタイルがマスタリング指向になってきたのと、アナログ機材をこれまで以上に積極的に活用するようになってきたので、新しいモダンなデザインのコンバーターを探そうと思ったんです。デモ機を5〜6機種お借りしてチェックしたんですが、その中で一番良かったのがAX32でした。音が良いというより、原音を最も損なわなかったのがAX32だったんです。他のコンバーターは、音が硬くなってしまったり音質が変わってしまうものがほとんどでした。それとAX32は、動作が安定していたのもよかった。実は別のコンバーターで、音質的にはまぁまぁ良かったものもあったんですが、それは動作が不安定で、仕事の道具として使いものにならなかったんです。その点AX32は、動作が非常に安定していますし、音質も素直でとても気に入っています。昨年手がけた松任谷由実さんのアルバムでもメインのコンバーターとして使用しました。アナログ機材を使用する際のAD/DAも、今はすべてAX32ですね。
Goh Hotoda Studio

コンピューターを含め、DAW関係の機材はスタジオ後方の小部屋に収納されている。上からSteinberg UR824、Avid 192 I/O、Black Lion Audio Micro Clock MkIIIAvid Pro Tools | HD I/O、Mbox Pro、DAD AX32Micro Clock MkIIIは最近、もう1台導入されたとのこと

Goh Hotoda Studio

Ocean Way Pro HR4とAmphion Two18。まったくタイプの違うスピーカーとのこと

最近はプリプロを行うことも増えてきたため、傍には制作系の機材も並べられた氏のスタジオ。作曲/編曲では、新型MacBook ProとPreSonus Studio OneSteinberg UR824Native Instruments KOMPLETE KONTROL S SeriesIK Multimedia iLoud Micro Monitorといった機材が使用されているとのことです。

Studio Oneは最近使い始めたんですが、とても使いやすくて良いDAWですね。先日ミックスを行ったTOWA TEIさんの新作は、(Studio Oneユーザーの)砂原良徳さんがマスタリングを手がけるということで、Pro ToolsのミックスをRME ADI-2 Proを使って96kHz/32bitでStudio Oneに落としました。現在、某アーティストのプリプロを行っているのですが、そこでもStudio Oneが活躍しています。

最新鋭の機材を積極的に導入し、プリプロからミックス、マスタリングまでカバーするスタジオとして生まれ変わった“STUDIO GO AND NOKKO”。スタジオのリニューアルを記念し、2017年3月末までの期間限定で、特別価格でマスタリングを引き受けているとのこと(諸条件あり)。興味のある方はこちらのフォームから問い合わせてみてはいかがでしょうか。

Goh Hotoda Studio

スタジオ左側に置かれたプロダクション用の機材。DAWは、新型MacBook ProとPreSonus Studio Oneの組み合わせで、オーディオ・インターフェースはSteinberg UR824を使用。マスター・キーボードは、Native Instruments KOMPLETE KONTROL S Seriesで、その上にはIK Multimedia iLoud Micro Monitorが置かれている

Goh Hotoda氏が最新のミックス/マスタリング・フローを解説するセミナーが沖縄で開催!

来たる2月17日(金)、沖縄・宜野湾のStudio Gにおいて、Goh Hotoda氏をスペシャル・ゲストに迎えた『Pro Toolsミュージック・クリエーション・セミナー in 沖縄』が開催されます(主催:アビッド テクノロジー、協賛:三木楽器 法人営業部 CAI営業グループ)。このセミナーでは、松任谷由実『宇宙図書館』など、氏が最近手がけた作品のプロダクション・フローを、“本物のPro Toolsセッション”を使って解説するとのこと。またとない貴重なセミナーですので、沖縄の方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。詳しくは、アビッド テクノロジーのWebサイトをご覧ください。

エムアイセブン、PreSonusの新型デジタル・ミキサー「StudioLiveシリーズIII」を発表! 開発に10年もの年月を費やした第3世代のStudioLive

Auto-Tuneライクな高性能ピッチ補正/ピッチ・シフター・プラグイン、Auburn Sounds「Graillon」が無償配布開始!

メディア・インテグレーション、オンライン・ストアで最大81%OFFのセールを開始! Focalのスピーカーが半額、Wavesのバンドルが約81%OFF

PreSonus、新型オーディオIF「Quantum」の販売を開始! Thunderbolt 2を採用、超低レーテンシーを実現した新しいフラッグシップ・モデル

製品開発ストーリー #35:IK Multimedia Syntronik 〜 究極のシンセ音源を作り上げた男、エリク・ノーランダー氏インタビュー 〜

IK Multimedia、究極のシンセサイザー音源「Syntronik」を今晩20:30に販売開始! 無償版の「Syntronik Free」も同時にダウンロード提供!

ローランド、フォト・コンテスト『 #rolandgear キャンペーン』を開催中! 最大15名を浜松の『Rolandミュージアム』に招待!

ギター/ベースの演奏でリズム・パターンを入力できるインテリジェント・ドラム・マシン、DigiTech「SDRUM」が登場!

PreSonusの新型オーディオIF、「Studio 2|6・6|8」が今日から販売開始! S1 Artistのほか、LexiconやArturiaのプラグインも付属

Universal Audio、真空管ギター・アンプ用のプロセッサー「OX Amp Top Box」を発表! 手持ちのアンプの最良のサウンドを、あらゆる音量で利用可能に

IK Multimedia、NAMMで話題になった超小型オーディオIF「iRig Pro I/O」の国内販売を明日から開始! 6万円相当のソフトが付属

ローランド、BOSSコンパクト・ペダル発売40周年を記念した「BOX-40」を発表! 初号機「OD-1」など3機種が完全復刻!

Genelecとエムアイセブンジャパン、新会社「ジェネレックジャパン」を設立

Avid、強力なビデオ編集ソフト「Media Composer | First」の無償配布を開始! YouTube、Vimeoへの直接書き出しにも対応

NAMMで注目を集めたEndorphin.esのパフォーマンス・シンセ「Shuttle」が遂に日本上陸! 20台限定、特別価格で販売開始

Audio Assault、トランジェント・シェイパー・プラグイン「The Punch」(通常価格:10ドル)を無償配布中! 7月10日までの期間限定

メディア・インテグレーション、REON driftboxシリーズを最大26%OFFで販売するセールを開始! 期間限定/数量限定

IK Multimedia、音場補正システムの新バージョン「ARC System 2.5」を発表! 新たにMEMSマイクを同梱、価格も30%以上値下げ

ICON