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iZotope、新開発のプラグイン「Neutrino」の無償配布を開始! シンプルな操作でミックスのディテールを調整できるスペクトル・シェイパー・プラグイン

iZotopeが、新開発のプラグイン「Neutrino(ニュートリノ)」の無償配布を開始しています。

iZotope - Neutrino

iZotopeの最新ミキシング・テクノロジーを元に開発されたという「Neutrino」は、シンプルな操作でトラックのスペクトル分布(スペクトル・バランス)を調整することができるプラグイン。CPU負荷が非常に軽いため、セッション/プロジェクトのすべてのトラック/グループ/ステムにインサートすることで、埋もれてしまっている音の輪郭を浮かび上がらせ、より良いミックスを得ることができるというプラグインです。

Neutrino」に用意されているパラメーターは以下のとおりです。

● Respective Mode:トラックの内容に合わせて、4種類のモード(Voice/Bass/Instrument/Drums)の中から任意のものを選択します。ボーカルなど人間の声は“Voice”、ベースなどの低音楽器は“Bass”、ドラムなどの打楽器は“Drums”、それ以外の楽器は“Instrument”という選択が基本となります。

● Amount:「Neutrino」は、入力音を常に解析して内部処理を変化させる“ダイナミック・プラグイン”です。このパラメーターでは、その適用量を設定します。パラメーター値は、25.0がスタート・ポイントとなります。

● Detail:「Neutrino」では、周波数スペクトルを横断したグラニュラー処理が行われますが、各グレインの“繋がり具合(granularity)”をこのパラメーターで設定します。パラメーター値は、25.0がスタート・ポイントとなります。

どんな種類のトラックにインサートしても効果が得られるという「Neutrino」ですが、基本的にはマスター・トラックではなく、個別のトラック/グループ/ステムへのインサートを前提に開発されたプラグインとのこと。そして先述のとおり、セッション/プロジェクト上のすべてのトラックにインサートしての使用が効果的とのことです(インサート・ポイントは、シグナル・チェーンの最後段(つまりサミング・ポイントの手前)が基本とのこと)。詳しくは「Neutrino」の無償配布に合わせて公開された『Getting started with Neutrino』と『What is spectral shaping?』 という2本のブログ記事を参考にしてください。

Neutrino」は、iZotopeのWebサイトでメール・アドレスなどを入力することで無償で入手することが可能(アクティベートに必要なシリアル・ナンバーはメールで送られてきます)。Mac(OS X 9以降)/Windows(7以降)両対応で、プラグイン・フォーマットはVST 2/VST 3/Audio Unit/AAX(64bitのみ)、RTAS、Audiosuite DPM、Audiosuite AAXをサポートしています。