FREE DOWNLOAD

Plugin Alliance、新発売のモジュラー・ディストーション・プラグイン、Unfiltered Audio「Indent」を8月15日まで無償配布中!

Plugin Allianceが、米Unfiltered Audioが開発したプラグイン、「Indent」のディストリビューションを開始。それを記念し、2016年8月15日までの期間限定で、無償配布を行っています(通常価格:49ドル)。

Plugin Alliance - Unfiltered Audio Indent

“エクストリーム・モジュラー・ディストーション”を謳う「Indent」は、マルチモード・クリッパー(サチュレーター)とローパス・フィルターを融合したプラグイン。2基搭載されたクリッパーは4種類のモードを選択することができ、さらには任意のパラメーターを変調できる2基のLFOによって、かなり幅の広いエフェクトを作り出すことができます。

Indent」の内部ルーティングは、入力ゲイン(IN)→ クリッパーA → ローパス・フィルター(CUTOFF/REZ)→ 出力ゲイン(OUT)→ クリッパーB → 出力トリム(TRIM)となっており、ローパス・フィルターの前段と後段に独立してクリッパーが備わっている形です。出力ゲインは“OUT”と記されていますが、実際は後段のクリッパーの入力ゲインとしての役割が大きいと言えるでしょう。またミックス(MIX)ノブによって、原音とエフェクト音のパラレル・ミックスも可能になっています。

2基のクリッパーは、それぞれモードを選択することが可能。以下の4種類のモードが用意されています。

● Hard Clip:入力シグナルの値が+/-1.0を超えた場合に、単純にクリップさせるモードです。アグレッシブなデジタル・ディストーション・サウンドが得られます。

● Soft Clip:入力シグナルを放物線状に、徐々にクリップさせるモードです。アナログ機器による歪みに近い、やさしいサチュレーション・サウンドが得られます。

● Wavefold:入力シグナルの値がスレッショルドを超えた際に、その値近辺のサンプルを“折りたたむ”モードです。より上品なサチュレーション・サウンドが得られますが、そのかかり具合は周波数帯域によって変化します。

● Overfold:“Wavefold”モードにオーバードライブを組み合わせたモード。鋸波の低域と相性の良いモードです。

そして「Indent」の肝と言えるのが、強力なモジュレーション機能です。ウィンドウ下部に2基のLFOが用意されており、LFOソースは6種類(サイン波、鋸波/三角波、矩形波、インプット・フォロワー、マクロ・コンテント、S+Hノイズ)の中から選択可能。そして右側の変調幅を設定するノブ上に備わっているパッチ穴から、上部のパラメーターのパッチ穴にドラッグすることで、変調先を自由に設定することができます(上の画面キャプチャーを参照してください)。一度パッチを設定すると、右側には自動的に新しいパッチ穴が表示され、また同じパッチ穴から複数のパラメーターに接続することも可能。さらにはLFOパラメーター(AMP/FREQ)にもパッチ穴が用意されているので、自己変調も可能になっています。

Plugin Allianceがワールドワイド・ディストリビューションを決めただけあって、なかなか完成度の高いサチュレーション/フィルター・プラグインである「Indent」。Mac/Windows両対応で、VST2/VST3/AU/AAX Nativeの各フォーマットをサポートしています。2016年8月15日まで無償なので、ぜひダウンロードしてみてはいかがでしょうか(注意:右上の“ADD TO CART”ボタンをクリックすると、普通に49ドルで購入することになってしまいます。無償で手に入れるには、左側の本文上の“Get Indent”をクリックしてください)。