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Goodhertz、AU/AAX対応のM/Sプロセッサー・プラグイン「Midside Matrix」の無償配布を開始! ステレオ感の調整やM/S処理をシンプルに実現
アメリカ・ロサンゼルスのソフトウェア・デベロッパー、Goodhertzが、新開発のプラグイン「Midside Matrix」の無償配布を開始しています(Mac版のみ)。
「Midside Matrix」は、流行のM/S(Mid/Side)プロセッサー。同社のプラグイン「Midside」(79ドル)の簡易版ですが、M/S処理の基本的な機能は備わっており、ステレオ・ソースの広がり感を調整したり、M/Sエンコーダー/デコーダーとして使用することができます。
「Midside Matrix」に用意されているパラメーターは以下のとおりで、すべてオートメーションに対応しています。
● INPUT:入力ソースのフォーマットを選択します。「Midside Matrix」をM/SプロセッサーあるいはM/Sエンコーダーとして使用する場合は“L|R”、M/Sデコーダーとして使用する場合は“M|S”を選択します。
● OUTPUT:出力フォーマットを選択します。「Midside Matrix」をM/SプロセッサーあるいはM/Sデコーダーとして使用する場合は“L|R”、M/Sエンコーダーとして使用する場合は“M|S”を選択します。
● FLIP:左右のチャンネルを反転させます。
● MID:Midチャンネルのレベルを設定します(-Inf〜+12dB)。
● SIDE:Sideチャンネルのレベルを設定します(-Inf〜+12dB)。
「Midside Matrix」の使い方はシンプルで、M/Sプロセッサーとして使用する場合は、INPUT/OUTPUTともに“L|R”を設定し、MIDスライダーとSIDEスライダーを調整します。ステレオ感を強調したい場合は、SIDEスライダーを持ち上げ、逆にステレオ・ソースをモノ・ソースに変換したい場合は、SIDEスライダーをミュートします。たった2本のスライダーですが、かなり音像をコントロールすることが可能です(いくつかファクトリー・プリセットも用意されています)。
また、M/Sエンコーダー/デコーダーとして使用する場合は、エンコーダー側の「Midside Matrix」はINPUTを“L|R”、OUTPUTを“M|S”に設定。一方、デコーダー側の「Midside Matrix」はINPUTを“M|S”、OUTPUTをL|R”に設定します。そして両者の間にステレオ処理のプラグインなどをインサートすれば、Sideチャンネルにのみ任意のエフェクトをかけることができます(下図を参照)。
シンプルなプラグインながら、音像感を調整したいときに活躍してくれそうな「Midside Matrix」。MacのAU/AAXにのみ対応で、GoodhertzのWebサイトから無償でダウンロードすることができます(アクティベートには、要Goodhertzアカウント登録)。
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