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コルグ KID、欧米で大ヒットを記録しているMoog Musicのセミ・モジュラー・シンセ「Mother-32」の国内販売を開始! Eurorackモジュールとしても使用可能

コルグ KID(KORG Import Division)が、注目のMoog Musicの新製品、「Mother-32」の国内販売をアナウンス。プレス・リリースには“2016年3月下旬発売”と記載されていますが、販売店のWebサイトなどを見ると、3月25日から販売が開始されたもようです。

Moog Music - Mother-32

Mother-32」は、Moog Music初のEurorackモジュール。60HPの筐体にはVCO、VCF、VCA、LFO、EGなど、シンセサイザーの機能がひととおり備わっており、単体でも十分に使用できる設計になっている点が特徴。スイッチ式の1オクターブ(13鍵)・キーボードや32ステップ・シーケンサー、MIDI-to-CVコンバーターなども搭載されています。

オシレーターは鋸波とパルス波を同時に出力することが可能で、フィルターはローパス/ハイパスを切り替えられる4ポール・トランジスター・ラダー・タイプのものを搭載。電圧制御できるミキサーは2基備え、外部オーディオ入力も装備しています。

Moog Music - Mother-32

筐体は精悍なブラック・カラーのアルミ押し出し材製で、サイドには木製の側板を装備。デスクトップ・モジュールとしても見栄えのいいデザインになっています。また、純正オプションの“ティア・キット”を取り付けることで、2台あるいは3台の「Mother-32」を連結することも可能。そして先述のとおり、ケースから取り外すことで、Eurorackモジュールとしても使用することができます。パッチ・ポイントはパネル右側に集約され、合計32個装備(パッチ・ケーブルが5本付属)。横幅は60HPで奥行きは26mm、消費電流は230mA(+12V)というスペックになっています。

遂に日本上陸をはたした注目の新製品「Mother-32」。デスクトップ・モジュールとしてはもちろんのこと、Eurorack初心者の最初のモジュールとしても最適な製品と言えるでしょう。気になる表示価格は92,000円(税別)となっています。

Moog Music - Mother-32