Max

Maxの“フィジカル・パッチング”を実現するユニークなアイテム「rePatcher」

Open Music Labsが、Cycling ’74 MaxやPure Dataに対応したパッチ基板、「rePatcher」を発表しています。

rePatcher

Arduino(オープン・ソースのマイコン・ボード)を利用して開発された「rePatcher」は、コンピューターとUSBで接続することで、MaxやPure Dataのオブジェクト・パッチングを“フィジカルに”行えるようにする基板。6×6のマトリクス・パッチベイが備わっており、MaxやPure Dataで“rePatcher”というオブジェクトを使用することで、その部分のパッチを「rePatcher」上で“フィジカルに”行うことが可能となります。さらには6基のコントロール・ノブが備わっているので、設定したパラメーターを“フィジカルに”変化させることも可能。

一瞬、「おおお、遂にMax用のコントロール・サーフェース(の原型)が登場したか!」と思いましたが、「rePatcher」は決してそういうものではありません。白紙のパッチを開いて、「rePatcher」を使ってゼロからパッチングを行うことはできず、あくまでも完成したパッチの一部分を“フィジカルに”パッチできるようにするためのアイテムです。

それでもライブ・パフォーマンスでMaxやPure Dataを使っている人にとっては、なかなか魅力的なアイテムなのではないでしょうか。しかも価格は25ドル!(Arduinoは含まず。パッチ・ケーブルは10本付属)これはとりあえずゲットしてみるしかないですね。chiba先生、いかがでしょうか?

Open Music Labs: rePatcher

http://www.openmusiclabs.com/projects/repatcher/