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NAMM 2016: シンセサイザーの演奏に革命をもたらす、かつてない感度を持った新型コントローラー、Expressive E「Touché」がデビュー!

このところ欧米のデベロッパーは、新しいアプローチのコントローラー/演奏器の開発に精力的に取り組んでいます。数年前に発売されたHaken Audio Continuum Fingerboardは、いち早く3Dキーボードを搭載したコントローラーとして話題になりましたし、Linn Drum/AKAI MPCの生みの親であるロジャー・リン(Roger Linn)の最新作:LinnStrumentは、楽器らしからぬルックスでWIREDをはじめとするカルチャー系メディアでも大きく取り上げられました。そして最近では英国の新興メーカー、ROLIが開発したSeaboardが3Dコントローラーの決定版として注目を集めています。ROLI Seaboardは、形状こそトラディショナルな鍵盤を踏襲していますが、その操作感/指先の触感は本当に独特で、従来の3Dコントローラーとは一味も二味も違う印象です。昨年、安価でコンパクトなSeaboard RISEという普及製品もラインナップされ、国内販売を待ち望んでいる人はきっと多いのではないでしょうか。

Haken Audio - Continuum Fingerboard

Haken Audio Continuum Fingerboard

Roger Linn Design - LinnStrument

Roger Linn Design LinnStrument

ROLI - Seaboard RISE

ROLI Seaboard RISE

このように続々と登場している新種のコントローラー/演奏器ですが、先日また新しい製品がアナウンスされました。

Expressive E - Touché

フランス・パリのExpressive Eという新興メーカーが準備中の「Touché(トゥーシェ)」は、現代のテクノロジーと伝統的な機構の融合によって完成した、“かつてない感度を持った革新的なコントローラー”。Expressive Eは「Touché」について、“どんなシンセサイザー/音源をどのように演奏しようと、革命になるだろう”と紹介しています。「Touché」は、奏者に振動が伝わるように(奏者の微妙なニュアンスが「Touché」に伝わるように)サーフェースに木材(!)が採用されているようで、これによりアコースティック楽器のような自然な演奏が可能になっているとのこと。これ以上の特徴や外観については不明です。

注目はYouTubeにアップされたティーザー・ビデオに、あのEMSの共同創設者の一人であるピーター・ジンオービエフ(Peter Zinovieff)が登場していること。ピーター・ジンオービエフは、音楽を演奏するためのコントローラーについて、また「Touché」についても少し語っています(ビデオには、昔の電子音楽スタジオの貴重な写真も何点か織り込まれているので必見です)。

Touché」は、1月21日から開催されるNAMM Showでお披露目されるもよう。はたしてどんなコントローラーなのか非常に楽しみです。

Expressive E - Touché

Image from YouTube

Expressive E - Touché

Image from YouTube

Expressive E - Touché

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Expressive E - Touché

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Expressive E - Touché

Image from YouTube

Expressive E - Touché

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