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u-he、クリックの度にアルゴリズムがランダマイズされる実験的なリバーブ・プラグイン、「Protoverb」の無償配布を開始! AAX/AU/VST対応

ドイツのプラグイン・デベロッパー、u-heが年末のホリデー・ギフトとして、新プラグイン「Protoverb」の無償配布を開始しています。

u-he - Protoverb

Protoverb」は、シンプルなアルゴリズミック・リバーブ・プラグイン。ベースとなっているのはルーム・シミュレーターで、エフェクティブなサウンドが特徴のようです。パラメーターは、リバーブの長さを設定する“Decay”、原音レベルを設定する“Dry”、エフェクト音のレベルを設定する“Wet”の3つのみ。プリセットは15種類用意されており、上部のメニューから選択することができます。

これだけだったら、よくあるフリー・リバーブという感じですが、「Protoverb」がユニークなのは、残響音を生成する『リバーブ・モデル』と『ディレイ』のアルゴリズムをランダマイズできる点。一番下の“RND Model”ボタンで『リバーブ・モデル』を、“RND Delays”ボタンで『ディレイ』のアルゴリズムをランダマイズすることで、予期しないリバーブ・サウンドを生み出すことができるのです。“RND”ボタンによるランダマイズはクリックの度に実行されるので、サウンドのバリエーションは無限と言ってもいいのではないでしょうか。なお、ランダマイズの結果は上部にテキスト・コードとして表示されるので、それをメモすることで、生成したリバーブを再現することも可能になっています。

さらにおもしろいのが、右下の“SEND CODE”ボタンをクリックすることで、テキスト・コードをu-heに送信できるところ。u-heはこのプラグインを使って、人々がどんなリバーブを良いと感じるのか情報を収集したいようで、テキスト・コードの送信者にはプレゼントが用意されるそうです(詳細は来月発表とのこと)。

Protoverb」は、Mac/Windows両対応で、AAX/AU/VST 2の各フォーマットをサポート。u-heのWebサイトから無償でダウンロードすることができます。