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OTO Machines Biscuitにインスパイアされたデジタル・ディストーション/ビット・クラッシャー・プラグイン、MartinFM「OTTO」が無償配布中!

Fiore Martin(MartinFM)というデベロッパーが、オリジナルのプラグイン「OTTO」の無償配布を行っています。

Fiore Martin (MartinFM) - OTTO

OTTO」は、今春ドイツ・ベルリンで開催されたMIDI/オーディオ系のハッカソン、『MIDI HACK #2』でFiore Martin氏が開発したビット・クラッシャー/ディストーション・プラグイン。そのルックスと名前から察するに、OTO MachinesのBiscuitにインスパイアされて開発されたプラグインのようです。

OTO Machines - Biscuit

一般的なビット・クラッシャー/ディストーション・プラグインとは異なり、「OTTO」では入力された音を8bitで量子化し、各ビットの値を反転(インバート)あるいは間引く(ミュート)ことで、独特の歪みを生み出します。8つ備わったボタンが、ビットごとのインバート/ミュート・ボタンで、白色のときはミュート、赤色のときはインバートとなり、オレンジ色のときはそのまま出力します。インバート/ミュートするボタン(ビット)によって歪みの質が違うのが「OTTO」のおもしろいところで、向かって左側のボタン(下位ビット)をインバート/ミュートしても歪みは微々たるものですが、右側(上位ビット)にいくに従って過激な歪みになっていきます。さらに「OTTO」は、サンプル・レートを落とす“Downsample”ノブも装備しており、ビットごとのインバート/ミュートとは違うタイプの歪みを付加することも可能。上部のボタンは使用せず(すべてオレンジ色に設定)、“Downsample”ノブを微妙に上げれば、12bitのローファイ・サンプラーのようなサウンドを作ることもできます。また、左下の2つのノブを使って、原音とエフェクト音を自由にミックスできる点も「OTTO」の特徴です。

「OTTO」は、Mac/Windows両対応で、プラグイン・フォーマットはVSTとAUをサポート(64bit対応)。Fiore Martin氏のGitHubから無償でダウンロードすることができ、一緒にソース・コードも公開されています