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Audiffex、高機能フェイザー・プラグイン「STA Phaser」の無償配布を開始…… Mac／Windows両対応、AAX／VST3サポート！
チェコのソフトウェア・デベロッパー、Audiffexが、新開発のプラグイン「STA Phaser」の無償配布を開始しています。
「STA Phaser」は、ヴィンテージ・フェイザーのサウンドを再現したプラグイン。原音とエフェクト音のミキサー部に、真空管回路をイミュレートしたサミング・アルゴリズム（STA／Summing Tube Amplifier）を搭載しているのが特徴で、そのサチュレーション具合（音色の変化）は5種類のモードから選択することができます。フェイザー・エフェクトで、ここまで凝ったサチュレーターを搭載しているのは珍しいと言っていいのではないでしょうか。また、基本的にはインサーション・エフェクトに適したプラグインですが、AUXエフェクトとしても使いやすいように、エフェクト音のみを出力する“Wet Only”スイッチを装備している点もポイントです。
以下、「STA Phaser」に用意されているパラメーターです。
● Wet Only：サミング・アルゴリズム（STA／Summing Tube Amplifier）に入力された原音をミュートし、エフェクト音のみを出力します。
● Speed：フェイザーのモジュレーション・スピードを0.1〜10Hzの範囲で設定します。
● Width：フェイザーのモジュレーション幅を0〜100％の範囲で設定します。0％に設定すると、静的なコム・フィルター・エフェクトを得ることができます。
● Intensity：フェイザーの強さと原音／エフェクト音のバランスを0〜100％の範囲で設定します。
● Waveform：LFO波形を設定します。LFO波形は、サイン波、三角波、矩形波の3種類を基本に、それらの中間波形を選ぶこともできます。
● Saturation：サミング・アルゴリズム（STA／Summing Tube Amplifier）のサチュレーション具合を0〜100％の範囲で設定します。
● Tap：モジュレーション・スピードをタップによって設定できるボタンです。
● Meters：入力メーターと出力メーター入力を切り替えます。
● Power：エフェクトのバイパスを切り替えます。
● Sync：音符の長さを選ぶことで、モジュレーション・スピードをホスト・アプリケーションに同期させることができます。
● Preset：プリセットを選択します。
● Mode：サミング・アルゴリズム（STA／Summing Tube Amplifier）の動作モードをPresence、Vintage、Brown、White、LoFiの5種類の中から選択します。
「STA Phaser」は、AudiffexのWebサイトから無償でダウンロードすることが可能（無償ですが購入手続きが必要です）。Mac／Windows両対応で、VST 2.4／VST 3／AAX Native／AUの各フォーマットをサポートしています。
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