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Rock oN Umeda、今週末からエンジニア/プロデューサーの杉山勇司氏を講師に迎えたミックス・セミナーを開催!

今年1月、大阪・梅田にオープンしたRock oN Companyの2号店、「Rock oN Umeda」。Avid Pro Tools|S6をはじめ、各社の最新ツールに直に触れられるショップとして、関西圏のクリエイターの間ではすでにお馴染みの場所になっているようです。そんな「Rock oN Umeda」が今月、同店初の本格的なエデュケーション・イベント『音楽をつくるために必要な基本姿勢とその実践、杉山勇司 MIXセミナー』を開催。注目を集めています。

このイベントは、昨年から東京・渋谷のRock oN Companyで不定期に開催されているミキシング・セミナーの大阪版。エンジニア/プロデューサーとして長年第一線で活躍している杉山勇司氏が、ミキシングの基本からエフェクトの使いこなし、さらには電気知識に至るまで、楽曲をメジャー・クオリティに仕上げるためのテクニック/ノウハウを惜しみなく解説する貴重な内容のセミナーです。セミナーは3日間に分けて行われ、最終回となる3日目は大阪屈指のレコーディング・スタジオ「三和」で行われるとのこと。受講者のミックス音源をチェックする“ミキシング・クリニック”も行われるという『杉山勇司 MIXセミナー』。定員制ですが、まだわずかに残席があるそうなので、興味のある方はぜひ参加してはいかがでしょうか。詳しくはRock oN CompanyのWebサイトをご覧ください。

講師である杉山勇司氏からのメッセージ:

去年より渋谷のRock oN CompanyのMIM EducationにてMIXセミナーを開催しています。そして今回、ぼくの故郷である大阪にオープンしたばかりのRock oN UMEDAでもセミナーを開催することになりました。

セミナーのタイトルは東京のときと同じ『音楽をつくるために必要な基本姿勢とその実践』で、実際に音を聴きながらレコーディングとミックスの基本を解説していきます。セミナーは全3回で、“音の聴き方”からエフェクトの原理、そしてミキシング・テクニックに至るまで、その都度受講者の皆さんからの質問に耳を傾けながら丁寧に解説します。東京でのセミナーは全5回でしたが、トータルの時間は変わらず、内容の濃さも同じです。

ぼくのセミナーの特徴は受講者の皆さんからの質問を常に受け付けているということでしょうか。既に開催したセミナーでも、皆さん思っていた以上にたくさん質問してくれて、それによってぼくも気づかされたことがあります。ですからこちらから一方的に話すのではない、講師と受講者が一緒に考えるセミナーにしたいと考えています。あと、セミナーでどんなことをやるかというのは大体決めているんですけど、受講者の反応によって内容は変えていっています。ある意味インタラクティブというか、受講者の皆さんとの対話を大切にしながらやっていくことを目指しています。

最終日となる第3回は、中津にある三和レコーディングスタジオにて、実機によるエフェクトの解説やミキシング・クリニックを行います。今の時代にこれだけの広さのブースを持ち、SSLが入った老舗スタジオです。今の時代、プロの仕事も自宅スタジオやプロジェクト・スタジオで完結することが多くなっているので、“歴史あるレコーディングスタジオ”を体験できる貴重な機会だと思います。東京でもサウンドシティやMIT Studioなどで開催しました。受講者の皆さんにとって、スタジオで機材にふれる、スタジオで音を聴く、ということは、思った以上に特別な体験だと思います。そして三和レコーディングスタジオは、個人的にも大変思い入れのあるスタジオで、ぼくは東京でキャリアをスタートさせたので数回くらいしか使ったことがないのですが、それでも未だに足を踏み入れるとジーンとします(笑)。当時の大阪人にとっても、それくらい憧れのレコーディング・スタジオで、若い頃にもし雇ってもらっていたら東京には行っていなかったかもしれないですね。

ぼくはこの世界に入って30年くらいになるんですけど、若い頃に師匠に教えてもらった言葉がいまだに心の中に残っているんです。教えてもらった瞬間はよくわからなくても、2〜3年後にようやく理解できたり。最近になってようやく理解できた言葉というのもあります。今回のセミナーを通じて、ぼくも受講者の皆さんにそんな言葉が伝えられたらと思っています。