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Sinevibes、入力音でサウンドを鳴らすことができる“オーディオ・コントロールド・シンセサイザー”、「Zap」の無償配布を開始(Macのみ)
Mac/iPad用ソフトウェアを開発しているデベロッパー、Sinevibesが、新開発のプラグイン「Zap」の無償配布を開始しています。
Mac AUフォーマットのプラグインである「Zap」は、入力音でオシレーターの周波数を可変できる“オーディオ・コントロールド・シンセサイザー”。オシレーターは3種類のモードを選択することができ、シンプルながら様々な音色を鳴らすことができます。
ユーザー・インターフェースは、左側が入力音をトラッキングするエンベロープ・フォロワー・セクション、右側がサウンドを生成するオシレーター・セクションとなっており、上部には出力されるサウンドの波形がリアルタイムに表示されます。
用意されているパラメーターは、以下のとおりです。
● time:エンベロープ・フォロワーのラグ・タイムを設定します。最小値の場合は機敏なトラッキングとなり、最大値の場合は怠惰なトラッキングとなります。
● sensitivity:エンベロープ・フォロワーの感度を設定します。エンベロープ・フォロワーを低いレベルの入力音にも反応させたい場合は値を上げます。
● resolution:エンベロープ・フォロワーの分解能を設定します。デフォルトでは、エンベロープ・フォロワーは滑らかに反応する設定になっていますが、値を下げると段階的に反応する設定となります。
● curve:エンベロープ・フォロワーのエンベロープ・カーブを設定します。左方向に設定した場合はログ・カーブとなり、右方向に設定した場合はエクスポーネンシャル・カーブとなります。
● oscillator mode:生成するオシレーターのモードを3種類の中から選択します。「pure」はサイン波、「ring」は2つのサイン波によるリング・モジュレーション波形、「phase」は2つのサイン波によるフェイズ・モジュレーション波形となります。
● frequency:「Zap」では、入力音のピーク・レベルによってオシレーター周波数をコントロールしますが、このパラメーターではデフォルトのオシレーター周波数を設定します。
● envelope depth:エンベロープ・フォロワーのオシレーターへの適用量を設定します。
● dry/wet balance:入力音とエフェクト音のミックス・バランスを設定します。
他のSinevibes製ソフトウェア同様、「Zap」はベクター・グラフィックスによる美しいユーザー・インターフェースが採用されており、Retina Displayにも対応。OS Xは10.6以降に対応で、SinevibesのWebサイトから無償でダウンロードすることができます。